2019.03.11
毎晩続く夜泣きにいつまでつき合うの…?トイレトレーニングが終わらない…!など、育児の悩みはつきません。自分を追い詰めてしまう前に、他の国に目を向けてみませんか?日本では当たり前の育児論も、海外では誰も知らないなんてことも。視野を広げれば、気持ちがラクになるかもしれません。日米での育児経験を元に、知ってほしい海外の情報をお伝えします。
第2回|隠れたキッズメニュー注文でスタバが親子のオアシスに!
第3回|この夏ついに日本でも解禁の”液体ミルク”!そのメリットや上手な使い道は?
第4回|米国ワーママの必需品”さく乳器”で母乳育児にもう悩まない!
第5回|手作りはあり得ない⁉︎アメリカ育児の離乳食は市販がメイン
第6回|世界中で大ブーム!? 自主性を育てる離乳食・BLWって何!?
第7回|ネントレ「Cry it out」は夜泣きがつらいママにおすすめ!
第8回|これで寝かしつけいらず⁉️アメリカ流のネンネトレーニング!
第9回|アメリカのママも悩むTerrible twos(恐ろしい2歳児)
第10回|我が子の自己肯定感・自立心を高めるアメリカ式育児
[第11回 アメリカのトイレトレーニング]
3日でオムツをはずす!
大人気の3-day potty training
子どもが2歳近くになると、気になり始めるのがトイレトレーニング。まずどんな方法がいいのか検討して、いざ始めてみてもうまく進まなかったり、他の子と比べてしまったりでママがイライラしてしまうことも多いですよね。今回はそんなママの選択肢のひとつとして、アメリカで人気の3-day potty trainingという短期集中型トイレトレーニングをご紹介したいと思います。
まずはアメリカのトイレトレーニング事情からみていきましょう。
「アメリカはオムツに寛容で6歳くらいまではずさない子もいる」なんて話も聞きますが、実際のところどうなんでしょうか?
共働きの家庭が多く子どもを早くからプリスクール(幼稚園)に入れる都市部では、日本と変わらず2歳前後からトイレトレーニングを開始するところが多いのが実情です。園にもよりますが、オムツが外れていないと入園できない、進級できないというケースもあるようで、日本よりハードルは厳しいといえるかもしれません。
今回話を聞いたアメリカのママによると、
「小児科の先生から一般的に女児は2歳すぎから、男児は3歳手前で始めるのが理想的であると言われましたが、それより早く始めているママもいます。特に子どもをプリスクールに入園させたいママ達は入園に間に合うように早めに始めていますね」
アメリカでは女の子は男の子よりトイレトレーニングに興味を持つ時期が早いとされ、男女のスタートの時期が異なるそう。男の子はどんなに早くても2歳過ぎから始める一方、女の子は1歳半くらいからトレーニングを始める子も多いそうです。
アメリカでは、日本でも主流の、ある程度じっくり時間をかけて行うトイレトレーニングのほか、のちほど詳しく紹介する3-day potty trainingや、日本でも注目されているおむつなし育児も徐々に人気となっています。アメリカのママたちも日本のママと同じように、子どもや自分にどのトレーニングが合っているのか試行錯誤しながらオムツはずしに取り組んでいるんです。