■1~2歳の子どもの泣き癖は、毅然とした態度で対処しよう

子どもの泣き癖が問題になりやすい最初の時期が、1~2歳の、いわゆるイヤイヤ期です。 「なんでもイヤ!」という言葉と共に、「泣く」という動作がセットになるケースも少なくありません。 とはいえこの時期でも、「ダメなものはダメ」ときちんと教えなければいけません。もちろん子どもに泣かれることもありますが、どれだけ泣いても親が毅然とした態度で対処することが大切です。その代わり「いいよ」と言える場面では、子どもの要求に応えてあげてくださいね。 子どもは徐々に成長し、「ダメなものはダメ」「泣いても通用しない」ことを学んでいきます。気になる泣き癖も、徐々に収まっていくでしょう。

 

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■3~4歳の子どもの泣き癖は、「言語化」で対処を

この時期の子どもの泣き癖は、「とにかく泣けばなんとかなる」と思っていることが、原因である可能性も高いです。 ただ単に「泣く」のではなく、どうして泣いているのか、何が嫌なのか、ママにどうして欲しいのかを、言葉で伝えるように促してみてください。 最初からきちんと伝えられるケースは稀ですから、どうか焦らないでください。 ほんの少しでも言葉で伝えることができたら、それについて積極的に褒めてあげましょう。この流れを繰り返していくことで、「嫌な気持ちになったときに、言葉で伝える」ということができるようになっていきます。

■5~6歳の子どもの泣き癖は、「親子のコミュニケーション」で乗り越えよう!

5~6歳になってもすぐに泣いてしまう子どもは、感受性が豊かであるケースも多いものです。 周囲の人の感情に敏感で、理解して寄り添う気持ちも強いタイプですから、決して悪いことではありません。「子どもの個性」として、ぜひ温かく認めてあげましょう。 とはいえ現実的に、「泣いてばかりで困る!」というケースもありますよね。こんなタイプの子どもは、とにかくまず「安心させてあげること」が大切です。 突き放すのではなく、親子のコミュニケーションを取りながら「大丈夫だよ」と伝えてあげましょう。 また、「初めての場所」や「知らない人」に弱い子どもの場合は、「初めてと触れ合うことは楽しい!」ということを、経験から教えてあげることが大切です。 初めての場所に一緒に出掛けて、まずはママ自身が積極的に楽しんでいる様子を見せてみてください。 「初めての刺激」に少しずつ慣れることで、泣き癖を軽減できる可能性があります。

■まとめ

泣いてばかりの子どもに、どう接するべきかと悩むパパ・ママは少なくありません。大切なことを伝えていても、号泣している子どもの耳には、届きにくくなってしまいます。 「泣くのではなく、きちんと伝えて欲しいし、聞いて欲しい」と思ってしまうものですよね。 「泣き癖」とは、すでに習慣化しているものですから、すぐに直すのは難しいかもしれません。 しかし「より効果的な方法」を根気強く伝えることで、子どものコミュニケーションも徐々に上達していきます。意識してみてくださいね。