認可外の保育施設に対する懸念


「こどもの杜」が運営する2つの保育所は、待機児童問題の対策として創設された「企業主導型保育所」。この保育所は企業が従業員の働き方に応じ、多様で柔軟な保育サービスを提供することが目的になっています。複数の企業が共同で設置したり、共同での利用が可能。認可外保育施設ではありますが、運営費などは認可施設と同程度の助成を受けられます。

 

しかし企業主導型には自治体に審査や指導の権限がなく、情報共有も充分ではありません。さらに認可保育所よりも基準などが緩いため、以前から“助成金目当て”“ずさんな経営体制”を懸念する声が。

 

そんな中で保育士たちの一斉退職が起きてしまったため、ネット上では「前から心配されていた“ずさんな経営体制”が今回の問題で明らかになったね」「一斉退職するなんてよほどの事態。だけどある意味予想通りの結果なのかも」「やっぱりトラブルが発生した… こうなることくらい分かってたでしょ」「認可や認可外は関係なく保育にかかわる全ての制度を見直すべき。このままでは日本に保育士がいなくなってしまう」と厳しい指摘が続出していました。