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「ママが決めて」は要注意?優柔不断な子の育て方

子育て

2020.01.08

あなたは、自分の優柔不断で相手をイライラさせているのでは?と心配になったり、逆になかなか決められない相手に内心(優柔不断だなあ)と感じたり…ということはありませんか?

 

子どもでも、同じようになんでもパパッと決められる子と、なかなか決断できない子、決めたものの「やっぱりこっちにしようかなぁ…」と迷う子がいます。

 

今回は、優柔不断な子の心理やなかなか物事が決められない子にはどう接するのがベストなのか、親として気をつけることは何かなどを考えていきます。

うちの子、優柔不断だなぁ…と思ったエピソード


まずは、子育て中のママ・パパを対象に、「お子さんは優柔不断だと思いますか?」という質問をしてみました。

 

すると回答は、

 

  • 優柔不断なほうだ…57%
  • 決断力があるほうだ…43%

 

と、ほぼ半分ずつに分かれましたが、「うちの子は優柔不断だと思う」と感じている人がやや多い結果となりました。

 

どんな時にそう感じるかというと、

 

「何か選択肢があるときは、かならずうーん…どれにしようかな?と言いながら悩みます」(Gさん・32歳・3歳児のママ)

 

「娘が”◯◯がいい!”と言い出した時、私が”△△じゃなくていいの?”と聞くと、”やっぱり△△にする!”とすぐに意見を変えます」(Fさん・36歳・5歳児のママ)

 

「3人きょうだいの真ん中の娘は、外食のメニューや遠足のおやつを選ぶ時などはきょうだいの中で1人だけすごく時間がかかりますね」(Tさん・40歳・9歳児と7歳児と3歳児のママ)

 

など。やっと決めても、やっぱりこっちがいいかなと迷ってしまう子も多いようです。

 

一方、決断力がある子は、

 

「好き嫌いが激しく許容範囲が狭い。選択肢が少ないため決定はいつも早いです」(Uさん・33歳・4歳児のパパ)

 

「選択肢がたくさんある時も自分の基準ですぐに決めてしまい、優柔不断な私としては”本当にそれで良いの?”と聞くことがこれまでに何度も…」(Yさん・37歳・8歳児のママ)

 

「悩んでるふりはしますが、最初から心は決まっているようで、目線が欲しいものの方をずっと見ています(笑)」(Rさん・35歳・3歳児のママ)

 

と、何事にもほとんど迷わないようです。

優柔不断な子は遺伝?それとも育て方?


優柔不断なのは、生まれつきなのか、育て方で決まるのか、どちらなのでしょうか?

 

今回は、ママとパパそれぞれに対しても「自分を優柔不断だと思いますか?」と質問してみました。

 

すると、お子さんに対し「決断力がある」と感じているママ・パパは、いずれも自分自身を優柔不断とは感じていない人が大半だったのに対し、お子さんを優柔不断だと感じるママやパパの多くが自分自身も優柔不断であると回答していました。

 

「アイスを買いに行くたびに、棚の前でウロウロ…何分も迷った挙句、買うのは必ず毎回同じもの(笑)。私も、迷っても結局同じ物を買いがちなので気持ちはよくわかります」(Mさん・34歳・7歳児のママ)

 

とはいえ、中には両親とも優柔不断なのにお子さんは何でもすぐに選ぶタイプで、

 

「レストランのメニューを決めるのに親の方が時間がかかり、いつも子どもに早くー!と急かされています」(Kさん・35歳・4歳児のパパ)

 

という人もいるので、あくまでも傾向として「親子で似ることが多い」程度と考えるべきでしょう。

 

上記のアンケートでも「双子の1人はすぐ決められるが、もう1人は時間がかかる」という回答がありました。

 

また、ママが子どもの選択に対し「本当にそれでいいの?」とたずねてもまったく気持ちが揺るがない子とすぐ判断をひるがえす子がいたことからも分かるように、優柔不断な性格は、育て方や声かけがすべての原因とは言えません。

 

しかし、親の接し方しだいでもともと優柔不断な子に拍車をかけてしまったり、長男長女か下の子かで優柔不断の度合いが変わったり…という可能性は多少はあるでしょう。

優柔不断な子の心理。「ママが決めて」は要注意ワード?


子どもがなかなかものごとを決められない時の心理には、次のようなものが考えられます。

単に目移りしやすい

子どもの興味関心が次々と移り変わるのは当たり前のことなので、「どれでも1つ好きなおもちゃがもらえる」といった場面で、いったん1つに決めても他の子が別のものを選ぶとそちらが良く見え、「やっぱりそっちにする」と気が変わるのは珍しいことではありません。

失敗や間違いを恐れる気持ちが強い

通常、自分で何かを決めたなら、失敗に終わっても納得して次に生かせるはず。

 

しかしその時に強く叱られたりみんなに笑われたりすると、マイナスの感情が強く残ってしまい、次から失敗を恐れて選べなくなる可能性があります。

親と自分の同一化

ママが大好きだから、判断基準や価値観もママと一緒がいいと強く思っている子は、何かにつけて「ママはピンクと青どっちが好き?」「ママは何の動物が好き?」と聞いてきて、「〇〇もそれが好き!」と何でも合わせようとする場合もあります。

 

それと自分の価値観が子どもの中でぶつかり、なかなか決められないというケースも。

慎重な性格で、納得するのに時間がかかる

なんでもパッと決められる子が優れていて優柔不断な子はダメ…というわけではなく、選び方にも個性があります。

 

決めるのに時間はかかっても、最後には結論が出せるのであれば、それがその子のペース。

 

「これを選んだらこうなって、それを選べばああなる」…とじっくりシミュレーションしているため、他の子よりも時間がかかってしまうのかもしれません。

自分の判断に自信がない

なんでも「ママが決めて」と言うときは少し注意が必要かもしれません。

 

もし、物心ついた時から、子どもが選んだ服などを「そんなのおかしいからやめなさい」「あーもう、ダメダメこっちにしよう」と却下することが多かったなら、「ママの言うとおりにしないと自分は何もできない」と思ってしまっている可能性もあります。

親の期待に応えたい

子どもは親が思う以上に、「親の期待に応えたい」「親を失望させたくない」と願っています。

 

「サッカー教室があるんだけど、やってみる?」

 

とママに聞かれたとき、自分の欲求に正直に

 

「やりたい!」

 

または

 

「イヤ!」

 

と答える子ももちろんいます。

 

しかし、親の言葉のウラに隠された、

 

(子どもの可能性をつみたくないけど、正直、費用や当番が負担だな…)

 

(イヤがるかもしれないけど、パパの夢だったからぜひやってほしいな…)

 

といった本音を読み取ってしまう子も多いのです。

 

この場合、自分の欲求と親の期待でジレンマが起き、一度は「やる」と言ったものの、後から「やっぱりやめようかな」と言い出すなど、親からすると「どっちなの?はっきりして!」という状況になってしまうこともあります。

優柔不断な子はどう育てるべき?


小学校に入ると、学習のテーマや係決めなど、自分で判断しなければいけない場面が増えてきます。入学を控えた子のママは特に心配になるかもしれません。

 

なかなか決められない子には、できるだけ選択肢を減らし、具体的な二者択一を続けると効果的だと言われます。

 

「どの服着る?」

 

よりも

 

「青い服と白い服どっちが好き?」

 

の方が子どもも選びやすいですね。

 

また、ママやパパ自身も優柔不断なのであれば、

 

「ママもそうだからわかるよ、時間かかってもいいから好きな方でいいんだよ」

 

と声をかけると子どもも安心して選べます。

 

この時、選んだ結果が気に入らなくても「えー、そっちにするの?」と言ったり、仮に失敗しても「だからこっちにしときなさいって言ったでしょ」と言ったりしないよう気をつけましょう。

優柔不断、言い換えれば「思慮深い」


「優柔不断」は、必ずしも悪いことともいえません。

 

見かたを変えれば、優柔不断は「思慮深い」「慎重」「相手の気持ちをよく考える」といった長所から出たものだともいえます。

 

関連記事:「リフレーミング」が子供への必要ない怒りを解消に導く

 

また、クラスや班で、全員が仕切り屋タイプだとぶつかることが多くなりますが、優柔不断であってもサポートが得意な子が間に入ることでうまくいく場合もあります。

 

本人がストレスを感じていなければ、成長とともに少しずつ自己主張できるようになる子も多いので、無理にリーダーシップを求めずその子のペースを見守ればよいでしょう。

優柔不断な子、将来に向けて注意しておきたいこと


最後に、将来そうならないよう注意すべきなのは「なかなか決められないこと」ではなく、判断を誰かに投げてあとで結果に文句を言うこと。

 

学校でも、仕事の場でも、自分の意見は言わずに責任だけを他人に負わせようとする人はやはり信頼を得られません。

 

意見があれば先にしっかりと伝え、人に判断を任せた時はフォローはしても非難はしない…という姿勢を小さいうちからママやパパも見せていきたいですね。

まとめ


大人でも優柔不断で悩んでいる人は意外とたくさんいます。

 

優柔不断な性格にはいい面もあることをふまえて、コンプレックスにならないよう、その子の良さを生かして育てていけるのが一番ですね。

 

文/高谷みえこ

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