待機児童と入所児童数は共に増加傾向


国は「待機児童ゼロ」を掲げていますが、ネット上の声を見る限りまだまだ実現には程遠いようす。待機児童が具体的に何人いるのか、全国学童保育連絡協議会が昨年公開した「学童保育(放課後児童クラブ)の実施状況調査結果について」を見ていきましょう。

 

調査結果によると、“学童保育に申し込みをしても入所できない子ども”は2018年時点で1万6957人でした。2014年の結果では9115人だったので、およそ4年間で7000人以上も増加しています。しかし住んでいる地域に学童保育が無ければ申し込むことすら不可能なため、潜在的な待機児童を合わせるとさらに多いかもしれません。

 

一方で学童保育に入所している児童も年々増加中。 2018年の入所児童数は121万1522人で、2017年より約6万3000人増えました。ただ児童数を多く抱えた大規模な学童保育には、子どもたちが「騒々しくて落ちつけない」「ささいなことで喧嘩になる」といった問題を引き起こす傾向が。同調査ではトラブルを防ぐため、「集団の規模は『おおむね40人以下』であることが必要」と警鐘を鳴らしています。

 

待機児童の多さが問題視されている今、民間企業の学童保育にも期待したいところ。放課後に子どもが安心して学べるようになるといいですね。

 

文/長谷部ひとみ

参照/全国学童保育連絡協議会「学童保育(放課後児童クラブ)の実施状況調査結果について」