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「三つ子の魂百まで」正しい意味とみんなの育児エピソード

子育て

2019.07.30

2020.04.26

三つ子の魂百までのイメージ

あなたは、両親や親戚などから「小さい頃と変わらないねえ、三つ子の魂百までだね」といったことを言われた経験はありませんか?

 

また、中学生や高校生のお子さんがいるママ・パパは、お子さんの言動を見ていて、ここは小さい頃から変わらないなぁと感じたことはないでしょうか?

 

そんな時によく言われる「三つ子の魂百まで」ですが、実はカン違いして覚えている人が意外と多いんです。

 

今回は「三つ子の魂百まで」の正しい意味と、みんなの体験談やわが子に対して「三つ子の魂百までだなぁ」と感じたエピソードなどをお届けします。

「三つ子の魂百まで」の正しい意味は?英語で言うと?


知っているようで意外と知らない「三つ子の魂百まで」の意味。

 

まず、「三つ子」は双子・三つ子の方ではなく、子どもの年ごろを指します。

昔は数え年だったので、「三つ子」なら2歳前後。それもはっきり3歳というより、物心つく頃・幼い頃というニュアンスです。

 

「魂」は「生まれつきの気質」といった意味。

 

誰から教わったわけでもなく、きょうだいで同じように育てられてもそれぞれの子が違った言動をとるのは、生まれ持った「気質」によるものと考えられています。

 

後天的に形成されていく「人格」とは違い、気質は環境や育て方で多少強まったり弱まったりはしますが、根本的に変わることはないといわれています。

 

「百まで」は文字通り100歳までで、昔の感覚でいうと「一生」「死ぬまで」の意です。

 

この「幼い頃の気質が成長しても変わらないさま」を、「三つ子の魂百まで」といい、英語では

 

The leopard cannot change his spots.(ヒョウは斑点を変えることはできない)

What is learned in the cradle is carried to the grave.(人はゆりかごで学んだことを墓場まで持っていく)

 

などと言い表します。

 

「三つ子の魂百まで」をカン違いしている人多数?!


そんな「三つ子の魂百まで」をカン違いして覚えていた人の体験談はというと…。

 

ああカン違い。「三つ子」とは

「双子・三つ子の方だとカン違いしていました。双子や三つ子は、同時に同じことを言ったり、黙っていてもテレパシーのように相手の気持ちを感じ取ることができるっていいますよね。だから、100歳になってもお互いの考えていることが通じ合うんだと思ってました!」(Yさん・35歳)

 

「お恥ずかしいですが、中学校の国語の時間で習うまで、三つ子はにぎやかだから、3人合わせて100個くらいの魂を持っているという例えなのかと思っていました」(Tさん・29歳)

 

「小学生の頃は、魂=寿命のことだと思っていて。三つ子は未熟児で生まれたりすることが多いですよね。学年に三つ子の友だちがいたのですが、3人合わせて百歳までしか生きられないのかと勝手におびえていました」(Kさん・31歳)

 

など、びっくりするようなカン違いをしていた人もいますが、次のような間違いは「知らなかった!」という人も多いかもしれません。

 

良くも悪くも使える

親戚などに「小さい時から変わらずそそっかしいわね」などと言われて頭にきたという人もいるかもしれませんが、「三つ子の魂百まで」は必ずしもけなし言葉とは限りません。「変わらないさま」を表す言葉なので、良くも悪くも使えます。

 

習い事や楽器など、後天的に習得したものは当てはまらない

「三つ子の魂百まで」と同様のことわざに「雀百まで踊り忘れず」というのもありますが、この時の「踊り」は、日本舞踊などではなく、雀のピョンピョンと跳びはねて移動するさまを言ったものだそう。

 

「三つ子の魂百までだから、小さいうちにピアノで絶対音感を身につけておけば…」「英語耳は〇歳までに完成するから早く英会話を」といった使い方を見かけることがありますが、本来の使い方とは違うわけですね。

 

3歳までの育て方で人格が決まるという意味でもない

「子供の性格は、3歳までの育て方で決まる」「脳の発達(シナプスの接合)は3歳までに80%が決定する」などの話を聞くことがありますが、「三つ子の魂百まで」は、その意味では使えません。

 

「3歳児神話」とも違う

戦後、子供は3歳までは母親のもとで育つ方が情緒が安定し成長によいとする、いわゆる「3歳児神話」が広まった時期がありました。

 

この「三歳児神話」と「三つ子の魂百まで」を同一視した新聞・雑誌記事などもありましたが、1998年、「厚生白書」(厚生労働省)で、いわゆる「三歳児神話」には「少なくとも合理的な根拠は認められない」と、公式に否定された形となっています。

 

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ママ&パパが語る「三つ子の魂百まで」エピソード


最後に、現在育児中のママ・パパに、育児をしていて「ああ、三つ子の魂百まで…だな」と感じたエピソードや、自身が人から言われた「三つ子の魂」エピソードを教えてもらいました。

 

「中3になる娘は、”なになに期”に、これ何?ではなく、どうして?という質問の方が多く、今でも”どうしてこうなるのか”といった疑問を持つことが多いです。研究者肌っぽい性格は、ずっと変わりません」(Nさん・40歳・中3のママ)

 

「私は物心ついた頃からよく寝る子だったと家族に言われてきました。小学生にしてすでに言われていたくらいです(笑)。アラフォーの今になっても時間があったら寝たいタイプ。多少食べなくても平気ですが、眠たいとすぐに機嫌が悪くなります」(Kさん・36歳・1歳児のママ)

 

「私自身と娘、共通しているのが、理屈っぽいところです。私も子どもの頃から、分からないことがあると「なんで?」ととにかく納得いくまで質問する子だったようですが、娘も同じように途中でわかったフリをせずに質問を続けるタイプ。性質とはいえ、あまりに理屈っぽいのも周りにすると困りものですね」(Fさん・37歳・6歳児のパパ)

 

「三つ子の魂百まで」まとめ


「三つ子の魂百まで」という見方は、一説によると平安時代からあったといわれます。

 

育て方や周囲の環境のせいで根本的な気質が変わることはないとしても、3歳までの赤ちゃんや子どもは、人生の中でも脳や心の発達が著しい時期。

 

愛情を持って受け入れ育てることは、その後100歳までも続く宝物になるに違いありません。

 

文/高谷みえこ

参考:三省堂「WEBディクショナリー」

厚生労働省「厚生白書(平成10年版)」 少子社会を考える-子どもを産み育てることに「夢」を持てる社会を-

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