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小中・中高一貫校のメリット・デメリットとは?親子目線の「あるある」も紹介

子育て

2022.01.27

高校受験をせず6年間通して学ぶことで、独自性のあるカリキュラムで個性を伸ばしたり、部活に打ち込んだりできるのが魅力の中高一貫校。

 

また小中を通して9年間通う「義務教育学校」こと小中一貫校も人気があり、いずれも学校数・受験希望者数ともに年々増えています。

 

今回は、一貫校のメリットやデメリットについて整理し、実際にお子さんや自身が一貫校に通っていた人に聞いた「あるある」も紹介します。

一貫校のメリットは数多い

まずは小中・中高一貫校それぞれのメリットをみていきましょう。

小中一貫校(義務教育学校)のメリット

小学校と中学校、つまり義務教育の9年間を1つの学校で続けて学べる小中一貫校(義務教育学校)。

 

通常なら、小学6年生でいったんすべての課程を終えて、中学校ではまったく違った教科書と校舎でスタートするわけですが、一貫校の場合はこの区切りにこだわらず、独自のカリキュラムで学ぶことができます。

 

学年も6年+3年とは限らず、5年+4年、4年・3年・2年など、カリキュラムに最適な組み合わせを設定している学校が多くあります。

 

このため、中学進学時に環境が大きく変わり学校生活がうまくいかなくなる「中1ギャップ」も起こりにくいといえます。

 

また、通常は小学校の学習でつまづいた場合でも中学校へ引き継がれる情報量には限界がありますが、一貫校であれば進度がしっかり共有されるため、継続的なフォローが期待できます。

中高一貫校のメリット

中高一貫校では、やはり「高校受験がないこと」が大きなポイントになります。

 

受験勉強に時間を費やすかわりに、思いきり部活に打ち込んだり、気になる分野の学びを深めたり、検定や資格にチャレンジしたりできます。

 

大学進学に力を入れている一貫校では、学習指導要領にとらわれず前倒しで学習を進め、高2までに高校の内容を終えて高3の期間はフルに受験勉強に充てる学校も少なくありません。

 

行事などの面でも、中1から高3という幅広い年齢の生徒たちが集まることでダイナミックな内容になり、中学生にとっては高校生というロールモデルが身近にいることも大きなメリットといえます。

 

子供たちからは「6年あるので友だちと深く付き合える」「母校愛が深まる」「クラスの学力が近いので、進度が自分に合っている」などの声も。

 

親にとっては、体操服などの指定用品が中高共通のため、卒業入学のタイミングで買い替えなくてすむという地味に助かるメリットもありますね。

一貫校のデメリットは何がある?

一方、デメリットとして考えられるのは次のような点があります。

 

まず、その学校の教育方針や校風になじめない場合、6年間その中で過ごさなくてはならないのが難点です。

一貫校では学習指導要領の枠組みを離れたカリキュラムで進んでいることも多いので、一貫校が合わない、あるいは転勤などで転校したときに一般的な公立の学校にスムーズに入っていけない場合もあります。

 

上記を回避するためにも、教育方針やカリキュラムは事前にしっかりと調べておきたいですね。

 

同じく、クラスメイト・教師・先輩などとの人間関係でトラブルになったときに、中学高校への進学のタイミングで心機一転…というわけにいかないのが厳しいところ。

 

できるだけ人間関係が固定しないよう気を配っている学校も多いですが、1学年の人数が少ない一貫校ではそれも難しい面があります。

 

一貫校には入学時に選抜があるため、公立の小中学校と比べて学力差があまりないのも特徴です。

 

同じペースで学習を進めやすい反面、少しの差で順位が大きく変わったり、どこかでつまづくと一気に周囲との差が開いてしまったり…という危うさもあります。

 

他に、一般的な中学校では、2~3年生で部活のキャプテンを経験する子も多いですが、中高合同で部活を行う一貫校では、中学生のうちは全体のリーダーになれないというデメリットもあります。

 

さらに、一貫校だけに限りませんが、地域の小中学校に進学した地元の友達との交流が減ってしまうことも挙げられます。

体験談で知る「一貫校あるある」とは

最後に、アンケートで「自分が一貫校に通っていた」「子供がいま一貫校に通っている」という人に聞いてみた「一貫校あるある」も紹介します。

 

「敷地や校舎が広くて迷う。教室移動が遠いので、教室に忘れ物をすると次の授業に遅れがち」

 

「進級直後は、内部進学生と外部生に微妙な距離感がある」

 

「高校受験がないので、必死で勉強する機会がなくて、頭の良さのピークは小6だった気がする(笑)」

 

「ほとんど全員同じ高校に行くので中学の卒業式はぜんぜん悲しくない」

 

「女子校や男子校だと異性への免疫がなくなりがち。一部の強者を除いては…(笑)」

 

「学年は高1ではなく中4がしっくりくる」

 

「小学校から電車で遠くの私立の一貫校に通っていると、成人式で知り合いがほとんどいない」

 

などなど、実際に通った人ならではの体験談には思わず納得ですね。

おわりに

1月から2月にかけてはまさに受験シーズンのまっただ中ですが、今回は小中・中高一貫校のメリットとデメリット、経験者に聞いた「あるある」を紹介しました。

 

来年以降の一貫校受験を考えているご家族の参考になれば幸いです。

文/高谷みえこ

参考/文部科学省|中高一貫教育の概要 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/ikkan/2/1316125.htm
文部科学省|小中一貫した教育課程の編成・実施に関する手引 https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2019/08/29/1369749_1.pdf

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