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待機児童ゼロや男性の産休義務化を含め、日本を子育てしやすい国に変えるプロジェクトとして支援を募ったクラウドファンディングでは、160万円を超える支援を得ました。

取り組みの広がりを感じたのではないでしょうか?

 

天野さん

募集終了の数分前に目標金額を達成するという劇的な経験でした。 クラウドファンディングをやったことによって活動資金も得られたのですが、それ以上にお金では得られないパワーをもらった気がします。 支援者は年齢を問わず10代~70代と全国に広がっていきましたし、独身の方から「自分は結婚も出産もしないと思うけど、子育てしやすい社会になってほしい」とメッセージを頂き、胸が熱くなりました。 みんなの中にあった「ちょっとおかしいよね」「子育てしにくい社会をどうにかしたい」という思いをつなぐ役割を少しは担えたかなと思います。 活動を始める前、自分は無力だと思っていました。でも今は、微力だけれど無力じゃないんだ、と感じています。

 

11人ができることは小さくても、子育てしやすい社会にしていきたいという気持ちが集まれば少しずつ社会が変わっていくはず。私たちも、あきらめずに声を上げ続けていきたいですね。

 

取材・文・撮影/小西和香