長年の間、日本社会では、学力の高さを誇る、レベルの高い学校を卒業した人が重宝され、社会の重要な場面で活躍してきました。「学歴社会」、これが私たち親世代の「常識」でもありました。 しかし、子どもたちが生きるこれからの社会において、「学力」や「学歴」よりも大切なのは「生きる力」だとされています。 必要とされるのであれば、伸ばしてあげたい!と思うのが親心。とはいえ「生きる力」って、具体的にどんな力なの?と思うあなたに向けて、これからの時代の教育で、重視されるポイントをお伝えします。 ■「生きる力」とは まずは「生きる力」とは、具体的にどのような力なのか、きちんと把握するところからスタートしましょう。 「生きる力」とは、第15期中央教育審議会にて提示されたキャッチフレーズです。 具体的には、以下のような力のことを指しています。 ・自分自身で問題を見つけ、そのために主体的に学び、判断・行動し、解決に導く力