「やっぱり和式トイレは苦手」という声も…


小中学校のトイレは和式が優勢?

幼稚園や保育園のトイレが話題に上がる一方で、「小学校にも和式トイレって多いよね」「私は学校の和式トイレが苦手でした!」という声も少なくありません。

 

実際のところ、学校のトイレで「和式」が使われている割合はどれくらいなのでしょうか? 2016年に文部科学省が行った「公立小中学校施設のトイレの状況調査」では、生徒が使用する和・洋便器の状況が明らかになっています。「公立小中学校施設のトイレの全便器数」における比率は、洋便器が43.3%。一方の和便器は56.7%で、和式トイレのほうが多いことが判明しました。

 

なお「トイレ整備に対する教育委員会の方針」もレポートされていて、“和便器よりも洋便器を多く設置する方針の学校設置者”は全体の85.2%とのこと。やはり今後は洋式トイレが増えていくようです。

 

大人になっても「やっぱり座って用を足したい」「便器との距離が近くて嫌だ」など、和式トイレを苦手とする人は多く残っています。東京五輪も近づき「和式トイレが今後減っていく」という報道も多いですが、もし和式に出くわしても焦らないようにしたいですね。

 

文/河井奈津