保育園と学童の違いに苦しむお母さんが続出


たとえ兄弟を同じ保育園に預けられたとしても、上の子が小学生になれば状況は大きく変わってきます。多くの家庭は学童保育を利用することになりますが、そうなれば学童と保育園をハシゴして迎えに行く必要も。

 

また多くの学童は保育園より早く閉まるため、働き方を考え直さなければならないケースも出てくるでしょう。ネット上では、そんなお母さんたちの体験談が数多く上がっています。「学童になってからお迎え時間に間に合わなくなり、時短勤務を余儀なくされた」「学童の環境が保育園と違いすぎて本当に大変。しかも学童はお迎えに遅れると延長料金がかかると言われ、毎日走ってます」「職場近くの学童を利用してるけど、子どもの小学校から非常に遠い。移動が子どもの負担になっていないか心配になる」など、嘆きの声が相次いでいました。

 

ちなみに学童ではどうしても時間の調整ができず、退職を選ぶお母さんも多いよう。こういった状況は“小1の壁”と呼ばれ、最近は大きな社会問題に発展しています。

 

待機児童の問題をはじめ、国も体制の改善に力を注ぎ始めました。とはいえ、まだまだ共働き世帯の負担は小さくなさそうです。

 

文/内田裕子