2019.02.11

我が子の自己肯定感・自立心を高めるアメリカ式育児

自己肯定感を育てるほめ方のコツ

そして2つめは、「自己肯定感」。「自分は大切な存在である」という感情で、日本でも注目されていますよね。さまざまな調査でアメリカの子どもたちは自己肯定感がとても高いという結果が出ています。その秘密はほめ方にあるようで…。別のアメリカのママによると、「こちらでは、人前でも子どもが何かできるとみんなとにかくほめまくっていますね」とのこと。

アメリカのママたちは、子どもがほめられた場合には「うちの子すごいでしょ?私もそう思うの!」という返答をするというのが普通。謙遜するのが美徳とされている日本と大きな差を感じますよね。人前でもママから手放しでほめられることで、子どもも自分に自信を持てるのかもしれません。

さらにポイントなのは、結果ではなく過程を重視する声かけです。

「ほめる際には、具体的にどこが凄かったのか伝えるようにしています。例えば、どうやってできるようになったの?ジュリアが一番頑張ったのは何?など聞いて、その具体的に頑張った部分をほめています」

このほめ方だと、たとえ失敗したとしても「努力」を褒められるので「頑張ってよかった」と自己肯定感を高めることができますよね。

ただ、このママによるとアメリカではほめられる機会が多いため常に自分が一番すごいんだ、えらいんだと勘違いしてる子どもも多いと感じるそう。そうならないように「お友達やクラスメートと何かをした場合、例えば発表会などでほめる時は全体をほめるようにして、ジュリアが一番すごかったなどは言わないように心がけています」と工夫をした声かけを行なっているそうです。

自分だけでなく相手のことも同じくらい価値ある存在と思い尊重できる子にするためには、日々の関わり合いを増やすことが大事だそう。

「子どもたちの主治医からも教えてもらったのですが、人への思いやりの心は兄弟や姉妹、友達との関係性の中で学んでいくことでしか伸ばせないようです。なので私はジュリアにはなるべく友達とプレイデートを計画したり、学校のお友達を家に呼んだりしています」

自分や他者の存在を価値あるものと認め、互いに助け合える関係を築くことは、子どもが生きていくのにあたって大きな武器となります。日々の声かけを工夫しながらうまく伸ばしていけたらいいですね。

取材・文/阿部祐子

≪ BACK 1 2

3

阿部祐子

出版社に勤務したのち渡米し、長男を出産。帰国後はフリーライターとしてWEBメディアを中心に執筆を行う2児のママ。CHANTO webでは主に育児、アート、ハンドメイドなどの記事を担当。ライター業とともに、がま口作家としても活動している。週末は趣味の建築巡りと街歩きに、夫と息子たちを連れ回している。