食材価格の高騰に苦しめられる全国の自治体


今回の問題は、“食材価格の高騰”が大きな原因になっています。米やパン、牛乳などの価格が上がり、おかずに回す予算も限られていたそう。給食の献立を考える職員も最大限工夫を凝らしますが、それだけでは解決に繋がりませんでした。

 

食材価格の高騰には様々な要因があり、その1つは2014年に施行された消費税の増税。また最近の異常気象や災害では、世間的にも野菜などの値上がりが目立っています。他の地域を見てみると、食材価格の高騰を理由に給食費の値上げを検討する自治体も。どうやら仙台市だけでなく、全国の自治体が頭を悩ませている問題のようです。

 

子どもたちの大切な栄養を確保するためには給食費の値上げに賛成する人が多く、「栄養士さんも子どもも可哀想。もはや値上げ以外に選択肢ないでしょ」「色々な要因があったのかもしれないけど、一番大切なのは子ども」「『食材価格が高騰したので給食費を値上げします』と言われたら納得するしかない」などの声が見られました。

 

しかし一方では、「何年も『基準を満たせないけど頑張ってます』って言ってただけなの? そういう現状があったなら、なぜすぐに対策をしなかったんだ」「このタイミングで話題になってるのがそもそもおかしい。やっぱり自治体に何かしら原因があったのではと疑ってしまう」といった指摘も。

 

子どもを持つ保護者は、今後の動向や対策に注意しておく必要がありそうです。