祖父母がいないママたちの対策
祖父母がいない・交流がないという現役のママから、うちではこんな風にしている…という例を教えてもらいました。
- 子どもに、「どうして私にはおじいちゃん・おばあちゃんがいないの?」と聞かれたら、納得できる答えを用意しておく
- 子どもに祖父母の思い出話を聞かせたり、写真などを見せたりする
- 問題があって距離を置いている場合でも、祖父母の悪口は極力子どもには聞かせない
- 園などの敬老イベントは、祖父母がいないことを事前に先生に相談しておく。気にしやすいタイプの子であれば、当日休ませることも選択肢に入れておく
- ママ友同士の助け合いや、シッター・ヘルパー・ファミサポなど、緊急時に頼れる先を作っておく
- 子どもが多様な価値観・世代と触れ合えるよう、近所の人・支援センターのボランティアさん・民生委員さん・習い事の先生など、高齢者と接する機会を作る
最後に、あるママのひとことを紹介します。 「私の子たちは残念ながら優しい祖父母に恵まれませんでしたが、自分が将来元気で生きていて孫ができたら、できる限り娘や孫を助けてあげたい。来てほしいと言われたら、行事にもたくさん行ってあげたいと思っています」
まとめ
今回、両親が他界された人・健在な人・遠方だったり事情があったりでほとんど会っていない人など色々な環境のママから話を聞いてみました。 そして分かったことは、当たり前ですが「おじいちゃん・おばあちゃんの愛情はあるにこしたことはない」、しかし、「もしおじいちゃんおばあちゃんがいなくても愛情をしっかり注いであげられれば何も問題はない」ということでした。
また、それぞれの家庭には実にさまざまな状況があって、ひとくくりに「祖父母がいるから良い」「いないから良くない」とは到底言えないものだと痛感しました。 いま、心から可愛がってくれるおじいちゃん・おばあちゃんがいる人は、これからも感謝の気持ちを忘れずにいたいですね。
文/高谷みえこ
参考:科学ニュースサイト『EurekAlert!』「若者の高齢者観と祖父母との接触の関係」
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-12/sfri-qoc121317.php