2018.10.04

「貸して」「いいよ」が言えない子はしつけが悪いのか!?

「貸して」「いいよ」と言えるかは年齢がポイント


子ども同士おもちゃの取り合いが起こり始めるのは赤ちゃん時代からですが、保育士さんにたずねてみたところ、「貸して」「いいよ」というやり取りが成立するのは、3歳がひとつのターニングポイントのようです。

 

上でも述べたように、3歳までは「自分はこれが好き、大切」という気持ちを表現できることの方が重要なのに加え、3歳以降の子には未来の見通しができる能力が育ってくることも理由のひとつです。

もちろん個人差はありますが、2歳台までの子にとって「貸す(手放す)」ことは二度と戻ってこないことを意味しています。

 

しかし、3歳を過ぎると「また戻ってくる」という見通しが立てられるようになるのですね。

 

こんな悪影響も?


「貸して」と言われていつでも「いいよ」と渡すように子どもに教えてしまうのは、将来、周囲のいいなりになる可能性以外にもデメリットがあります。

 

大人が、「“いいよ“は?」「早く貸してあげなさい」と声を掛けるのをグッとこらえて見守っていると、子どもは「もっと遊びたいのに貸すのは嫌だな、どうすればいいかな?」と考えたり、貸してもらえなくて悲しかった経験から、次に自分が貸してと言われたら相手があの時の自分と同じように感じていることを理解できるようになったります。

 

また、「今使っているみたいだから終わったら貸してもらおう」と考えることで、客観的に周囲・他人の状態を判断する訓練にもなります。

 

毎回親が介入して、「ほら、“いいよ”って言おうね」と言い聞かせていると、こういった貴重な体験・学びの機会を失ってしまうのですね。

>>NEXT じゃあ、親には何ができるの?

≪ BACK 1

2

3 4 NEXT ≫

高谷 みえこ

ライター歴15年。大手企業サイトなどで執筆を行う。得意分野は女性・主婦向けの記事。育児ポータルサイトでは新米ママのお悩み相談コーナーで回答者を務めた実績を持つ。