2018.09.19

添い寝・川の字で寝るのはいつまで?体の負担も心配

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あなたのお家では、夜は親子で一緒に寝ていますか?それとも子どもは子ども部屋?

あるアンケートでは、両親と3歳以下の子どもがいる世帯のうち、「子どもを中央にした川の字」と、「母親を中心とした川の字」を合わせると約70%にも上ったそうです。

さらに、勤務時間の都合などから「ママと子どもが同じ部屋で、パパは別室」というパターンを合わせるとなんと90%にもなるとか!

でも、みんなは何歳くらいまでこの「川の字」「添い寝」を続けているのでしょうか?いつまでも一緒に寝ていると何か良くないことはある?やめるタイミングはいつ・どうやって?

今回はそんな疑問について考えていきます。

 

「川の字」「添い寝」のメリット


まずは、「川の字」「添い寝」の良い点を見ていきましょう。

 

赤ちゃん・子どもが安心する

昼間はママも仕事や家事があるので、ゆっくりと赤ちゃんと一緒にいることはなかなか難しいですよね。何もせずにただママの体温や心臓の鼓動や息遣いを感じながら過ごせる夜は、赤ちゃんにとって非常に安心できる時間だと言えます。

小さな子にとっても、昼間は保育園や幼稚園で新しい体験をしたり、時には嫌な思いもしたり、緊張して過ごしています。あるママは「夜、電気を消したあと、その日あったことを話すのが、子どもにとっても私にとっても癒しの時間になっています」と話してくれました。

 

夜中のお世話が楽

夜も数時間おきに授乳がある新生児期はもちろん、夜泣きしたり、汗をかいて着替えさせたり、赤ちゃんは何かとお世話が必要。 

離れた部屋やベビーベッドで寝かせていると、泣いているのに気づくのが遅れたり、毎回ママが布団から出て赤ちゃんの様子を見に行かなくてはなりませんが、川の字・添い寝なら、横になったまますぐ様子が見られてお世話ができるので、とても楽ですね。

 

スキンシップの機会

アジア諸国では添い寝をする国が多数派ですが、欧米では赤ちゃん時代から個室で寝かせるのが一般的です。 

ただ、例えばアメリカを例にとると、両親は子どもが朝起きたらまずハグやキス、日中でも頻繁に「愛してる」「かわいい子」といった声かけをしています。

日本には、言われなくても相手の気持ちを汲み取る・察することが尊いとする文化がありますので、アメリカのようなスキンシップ習慣は日常的にはありません。

その状態で夜も離れて眠ると、親子がスキンシップ不足に陥ってしまう心配があると言われています。

実際、外国人もキャンプなどで川の字を体験した時には「すばらしい」という感想を持つそうですよ

 

冬場は特にメリットが多いかも?

冬場、川の字や添い寝で眠るととても暖かいですよね。「子どもは体温が高いので、湯たんぽがわりです」というママも多数。 

寝相が悪く、布団を蹴飛ばしてしまう子にも、側で寝ていればすぐに布団をかけ直してあげられます。1つの部屋に集まって眠ることで、暖房費も節約できます。

 

「川の字」「添い寝」のデメリット


では、反対に、悪い点はどんなものがあるでしょうか?

  

身動きがとりにくい

一緒に寝ていると、赤ちゃんが小さいうちはうっかり下敷きにしてしまわないよう気を使いますし、ママが中央で寝る「川の字」だと、両側から子どもやパパに挟まれて寝る形になるので自由に手足を伸ばしたり寝返りしたりできず、体の疲れが取れにくいというデメリットがあります。 

私の友人は年子を含めた3人のママなのですが、以前、腰痛がひどいので整体へ行ったところ「添い寝も原因のひとつ」だと言われたそうですよ。

 

子どもの睡眠時間が減る

子どもが別室で寝ている場合、時間が来たらベッドに入り電気を消す…という区切りが比較的つけやすいですが、寝室が親子一緒の場合は、つい大人の支度に合わせて就寝が遅くなりがちです。 

また、眠りかけた頃にパパが帰宅して寝室に入ってくると、子どものテンションが上がってしまい寝るのが遅くなる…という声もちらほら聞かれました。その他、「パパのいびきで赤ちゃんや子どもが目を覚ましてしまう」という問題も。

 

夫婦の時間がなくなる

出産後はどうしても赤ちゃん中心の生活になってしまうのは仕方のないことですが、少し子どもが成長すれば、夫婦だけで過ごす時間もやっぱり必要。

住宅事情でどうしても家族共同の寝室になってしまう場合は、子どもが先に眠ったらリビングなどに戻り夫婦で話をする時間を作るなど、意識的にコミュニケーションをとる必要があるかもしれませんね。

 

みんなはいつまで「川の字」で寝ているの?


各家庭の事情もありますが、部屋数が十分にある場合、いつかは子どもだけで眠るようになるのが基本ですよね。 

でも、明確に「いつ」という決まりがない分、「そろそろ…」と思っても毎日の習慣を変える踏ん切りがつかず、いつやめようかと迷っているママも少なくありません。

みんなはどうしてるの?体験談を聞いてみました。

 

みんなの「川の字」事情

「うちの夫はバスのドライバーなので、運転中の眠気は絶対にNGです。でも、息子は生後2か月頃から夜泣きがひどく、抱っこしてもなかなか泣き止まないことも度々…。仕方なく、私と子どもが一緒に寝て、夫は別室で寝ています。」(Tさん・26歳・0歳4か月の男の子のママ)

 

「自分が小さい頃、母が看護師で勤務時間が不規則なため、物心ついた頃、かなり早い時期から両親の隣の部屋で一人で寝ていました。やっぱり思い出すと少し寂しかった記憶があり、今3歳の息子・1歳の娘とは、親子4人、川の字で寝ています。子どもたちが自分で寝ると言うまでは続けようかなと思っています」(Fさん・29歳・3歳の男の子と1歳の女の子のママ)

 

「昨年、娘の小学校入学に合わせて一戸建てを購入しました。子ども部屋にベッドを置いて一人で寝られるようにと考えたのですが、引っ越して学校に知っている子が一人もおらず、環境の変化が負担だったのか、一人で寝られなくなってしまいました。はじめは毎晩ベッドへ戻るよう促していましたが、あまり無理に言うと泣き出してしまうことも。あきらめて今は川の字で寝ています。様子を見て、自分の部屋で寝られるようになるといいな」(Kさん・32歳・7歳の女の子のママ)

 

「2歳の息子がいますが、部屋を真っ暗にして1人にしておいた方がすぐに寝るんです。最初は絵本を読んだり、添い寝して寝かしつけをしていたのですが、逆に遊びたくなってしまってなかなか寝なかったので。少し早いかな?とも思いますが、いずれは1人で寝ないといけないので、習慣がついて良かったと思っています。」(Iさん・30歳・2歳の男の子のママ)

 

理想の「川の字」卒業時期は?

家族構成や子どもの性格、環境などで、いつから一人で寝るのがベストなのかは違ってきます。

 

今回アンケートを取ってみた中で多かったのは、

「理想は4歳頃」

「無理なら小学校入学時」

「一けたの年(9歳)まではOK」

などの意見でした。

 

4歳だと、まだ一人で寝るのを怖がる子も多いかと思いますが、3歳までの完全に側にいてあげる状態から少しずつ自立を意識し始める年齢として、この時期がよいと言われています。 

小学校入学は、分かりやすい節目であり、本人の中にも「お兄ちゃん・お姉ちゃんになる」という自覚が芽生えてくるため、ママやパパから「一人で寝てみようか」と切り出しやすいチャンスでもあります。

 

また、「甘えん坊でいつまでもママと一緒に眠りたがった」というお子さんを振り返り、一人で寝られるようになった年齢として多くの先輩ママがあげたのが「10歳から」「4年生から」でした。精神的に大きく成長する時期といえるのかもしれませんね。

これらの年齢・時期は、きょうだいの有無や性別などでも変わってきます。年の近い同性の兄弟姉妹の場合、かなり早い時期から子どもだけで寝かせている家庭が多いようです。

 

まとめ


今回、色々な人に話を聞いてみた結果、「川の字」「添い寝」は日本の住宅事情や文化的背景と深く関わっているため、生活の欧米化が進んでも、この形に落ち着く家庭がとても多いのではないかと感じました。

子どもの性格や成長段階を見守りつつ、できるだけ良い形で自立につなげていってあげたいですね。

高谷 みえこ

ライター歴15年。大手企業サイトなどで執筆を行う。得意分野は女性・主婦向けの記事。育児ポータルサイトでは新米ママのお悩み相談コーナーで回答者を務めた実績を持つ。