|覚醒作用は8時間続く

大人の場合、摂取したカフェインの効果が持続するのは最大で4時間半と言われています(最近の研究ではもっと長いという説も出てきています)が、子どもはもっと長く、8時間ほどかかる場合も。 そうなると、午後にカフェインの入った飲み物を飲ませてしまうと、夜になっても興奮状態が続き、眠れないという可能性が出てきますよね。 生活リズムが狂うと次の日の活動に差し支えるばかりか、熟睡している時に出るはずの成長ホルモンの分泌が妨げられ、成長期の子どもにとって悪影響になりかねません。

 

|利尿作用

カフェインには利尿効果があるので、電車に乗る前などに飲むと、いつもより早くトイレに行きたくなってしまうかも?さらに、本来なら便の方へ行くはずの水分がおしっこで出てしまうので、便秘がちな子は症状が悪化する可能性もあります。

 

|炭酸飲料は糖分にも注意

コーラなど、炭酸入りの清涼飲料水にもカフェインが含まれています。もちろんカフェインそのものの影響も考えなければいけませんが、それ以外に砂糖がたくさん含まれていることにも注意が必要です。 500mlのペットボトルのコーラには、角砂糖で約15~17個分の砂糖が入っています。ジュース類の糖質は、液体なので噛んだり消化されたりすることなく腸に届き、すばやく吸収されるため、食後の血糖値が上がりやすいのが特徴です。 これにより食事が食べられなくなると、成長に欠かせないたんぱく質やビタミン・ミネラルが摂れないばかりか、急上昇した血糖値が下がる時には、ぐったりしたりイライラしてしまうなど精神的な悪影響も懸念されています。清涼飲料水は、カフェインの有無に限らず、たまのお楽しみにしておくのがおすすめですよ。