妊娠・避妊の話は中学生のうちから

中高生になると、親と一緒にいるよりも友だちとの時間の方が大事になり、なかには異性の友だちとつきあう子もでてくる時期。スマホを持つようになり、SNSにふれることももはや避けられません。

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今、学校教育の現場では「避妊の教育は、性行為を助長するおそれがある」といって反対する声もありますが、望まない妊娠や人工中絶などで体を傷つけないよう、中学生のうちから避妊の仕方も含めた「性教育」をする必要がある時代になってきているように思います。 学校で教えてくれないのならなおさら家庭において、妊娠のこと、避妊のこと、万が一望まない妊娠をしてしまったときの対処など、一度は子どもにきちんと話をしておくようにしたいもの。 そして、傷つけられそうになったときには、相手に対してきちんと「NO」が言えること。これが、自分を守るために最も大切であることを伝えておきたいものです。

スマホのルールを家庭で決めておこう

心配だからといって、子どもの交友関係にまで過保護、過干渉になることは避けたいものですが、やはりスマホの扱いにだけは親も注意しておくことが必要です。 スマホなどで「自画撮り」した裸の画像をネット上などにさらされる「児童ポルノ」の被害者は中学生が最も多く、そのほとんどがSNSなどを通じて知り合った見知らぬ相手からの被害です。 ちょっとしたお小遣い稼ぎになるなどの気軽な気持ちで、いたって普通の子どもたちが画像を送ってしまうケースも多いとのこと。ネット上にいったん流出してしまった画像は、完璧に削除することが難しいことも、子どもに教えておくべきです。 そのほかにも、スマホを利用するときのルールを決めたり、どんな危険があるかを話し合っておくのもいいでしょう。特に下記の4つは必ず約束してください。

【子どもに守らせたいルール】

SNSに個人情報を書きこまない。
SNSで知り合った人に会わない。
SNSで知り合った人に裸の画像を送らない。
④有害サイトは見ない(接続できないようフィルタリングを設定する)。