母親は「家庭の経済事情」に危機感を抱いている…


実際のところ親たちは、子どもの進路と学費についてどのように捉えているのでしょうか? 進学情報などを発信する株式会社リクルートマーケティングパートナーズは、以前「進路に関する考え方やコミュニケーションの実態」について調査を行っていました。

 

同調査では“家庭の経済事情が進路に影響するかどうか”を質問。「非常に影響がある」と答えた母親は30.6%だったのに対し、父親は23.2%に留まりました。また「全く影響がない」と考える母親はわずか2.0%。父親も3.2%と少数ですが、母親よりも経済事情について楽観的なことがわかります。

 

続いて「進路に関する考え方・価値観」についてアンケートを実施。保護者の91.1%は「将来は役に立つ資格を身につけてほしい」という意向を示しました。他にも「収入や雇用が安定している仕事をしてほしい(83.3%)」、「できるだけ学費の安い学校に進学してほしい(56.0%)」、「奨学金制度を活用して進学してほしい(42.0%)」といった回答が。

 

子どもの学習意欲に応えられるよう、工夫しながらお金を貯めたいですね。

 

文/古山翔