スマホの方が学習には悪影響!?


「テレビが子どもの成長に与える影響」は、テレビ局自身も気を配っているよう。「Eテレ」で教育向け番組を多く放送するNHKは、NHK放送文化研究所という研究機関で「子どもに良い放送プロジェクト」という調査を行っています。同調査では子ども1200人を0歳の時から継続的に調査しているのですが、乳幼児の発達とテレビの視聴時間には特に関連がないという結果が。また、母親が専業主婦の家庭や第2子以降の子どもは視聴時間が延びる傾向も現れました。

 

テレビと同様に「教育に影響しているのでは?」と噂されるスマートフォンですが、2014年に仙台市が行った「標準学力検査」と「生活・学習状況調査」の結果によると、スマートフォンの使用時間とテストの平均点は見事にリンクしており、「スマホの使用時間が長いと、勉強時間が長くても学力が落ちる」ことが判明。タレントで予備校講師の林修さんも「林先生が驚く初耳学!」(TBS系)でこの問題を取り上げ、「スマホが悪いわけじゃない。スマホをどう使うのか、全ては人間の決断の問題」と注意を促しています。

 

テレビやスマートフォンなど、便利なアイテムは時代とともに次々と出てくるもの。使い方次第で教育や成長に良い影響も与えるので、大人がきちんとお手本になってあげたいですよね。