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「とにかく一度抱き上げて外に行けよ」…?街中でグズる子にイライラしていた私の懺悔

子育て

2021.06.08

仕事や家事育児、生活の中で感じるモヤモヤ。

 

「暮らしに前向きな変化を起こす」をテーマに、イラストや文章をSNSなどで発信している描き子さんはどう感じ、考えているのでしょうか。

 

今回は、街中でグズる子とその親に何が起きているか?について。

 

この世のモヤモヤは、自分の視点を変えてみれば楽になる…かもしれません!

グズる子を前に、ままならぬ親の駆け引き

街中で騒ぐ子どもを見ると、みんなついつい、その親がどう対応しているか、ということに目くじらを立ててしまいがちです。

 

もっと優しくしてやればいいのにとか、もっとちゃんとしつければいいのにとか、とにかく一度抱き上げて外にいけよ、とか。

 

ハイ。まさに私も、そんなふうに思っていた一人でした。今になって深く反省しています。

 

自分に子どもができた今、はっきりと理解できます。

 

大抵の場合、幼い子どもの行動はその子の個性であり、育て方の問題ではありません。子どもというのは「子ども」と丸ごとくくってしまえるようなものではなく、その子にあった対応というのも一人ひとり全然違うんですよね。

親が子をコントロールできる度合いはそれほど大きくない

例えばある私の友人の子はじっとしていられないタイプで、親が目を離した隙に失踪するのが得意です。一方私の子は目を離そうと離すまいと、基本的に親のそばでじっとしています。

 

誰がどう見ても友人夫婦の方がきっちりしており、子どもにも手をかけているにもかかわらず、です。

 

友人は、我が子が騒いでも怒鳴りつけたり叱ったりせず、おもちゃやお菓子で気持ちを切り替えさせようとします。経験上、その子が騒いでいるときに叱ったり怒鳴ったりすると、パニックになっていっそう事態が悪化するからそのようにやっているわけですが、それを見て「ちゃんと叱りなさい」と声をかけてくる人も少なくないようです。

 

ほとんどの親は子どもの対応にさんざん悩み、あらゆることを試した上で「あえてその行動をとっている」ことが多いものですが、ぱっと見ではなかなかそれが伝わらないんですよね。

見知らぬ子を心配してしまう優しさを、無駄にしないために

 よその子どもを心配してしまうのは、紛れもなく優しさです。

 

でも、その優しさでその子の親を傷つけてしまっては、かえって親子を追い詰めるだけで助けにならない、ということもあると思うのです。

 

子どもの泣き声にいちばん焦っていて、どうにかしなきゃと思っているのはその子の親。そして、その子のことを1番理解できる大人はその子の親です。

 

であるなら、子どもの対応方針は親自身に任せて、周囲の人はむしろ「親のほうの気持ちをほぐし、癒してあげる」対応をするのがいいんではないでしょうか。

 

私自身、道端で転がって泣くイヤイヤ期の息子に困り果てている時、通りすがりの人がかけてくれた「元気な泣き声ねえ、可愛いわねえ」という優しい声に助けられました。

 

迷惑だなんて思ってないよ、お母さん頑張ってね。

 

そういう言外のメッセージに私はホッとして、落ち着いて子どもをなだめることができたものです。

 

もちろん、子どもの厄介な行動を周囲の人が全部許すべきだという話ではないのです。迷惑なものは迷惑です。

 

でも、勘弁してほしい、迷惑だなと思うのならなおさら、少ない判断材料から親の方を注意するのは、うまいやり方ではないと思うのです。

 

子どもというのは本当にいろいろであり、それぞれに個性を持った一人の人間なんですから。

 

文・イラスト/描き子

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