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3歳の壁に直面!?小規模保育園のメリット&デメリットを知る

子育て

2020.02.24

2月頃になると、公立保育園の4月入園希望者に向けて選考結果の通知が届きはじめます。

 

そこで希望する園に空きがなく入園できなかった場合は、無認可園に預けながら再度申し込んだり、待機児童として育児休業を延長して待ったりする選択肢があります。

 

しかし、極力予定通り復帰したい、できれば認可園に入りたい…そんな人にとっては、入りやすいともいわれる「小規模保育園」も見逃せません。

 

今回は、いまひとつ分かりにくい「小規模保育園」とはどういうものか、メリットやデメリットもあわせて紹介します。

 

小規模保育園とは?そもそも認可園なの?

まずは「小規模保育園」とはどんな園をいうのか簡単に説明します。

 

小規模保育園は、2015年に「子ども・子育て支援法改正」によって新しくできた「地域型保育事業」という区分になります。

 

制度改正後に新設された園もあれば、以前は認可外だった小規模な託児所が「小規模保育園」になったケースもあり、特に土地面積や騒音などで敷地の確保が難しい都市部での待機児童解消に期待されています。

 

人数は6人~19人以下、0~2歳児までという制限がありますが認可園であり、申し込みや保育料決定も直接園とではなく自治体を通じて行います。

 

詳しく見ていくとさらに以下のA・B・Cの3つの型に分かれます。

 

A型…保育担当者全員が保育士資格を持つ

B型…保育担当者の半分以上が保育士資格を持つ

C型…保育士ではないが、一定の知識や経験があり研修などを受けている

 

上記のうち、C型は原則定員10人までとなっています。

 

デメリットは「2歳まで」、卒園後は再保活!?

小規模保育園のデメリットといわれるのは次のような点です。

 

やはり「2歳で卒園」がネック?

小規模保育園に預けられる子は、0歳児から2歳児までというのが共通です。

 

ということはつまり、3歳以降の預け先が未定ということ。せっかく入園しても再度卒園後の園探しを考えなくてはならず「3歳の壁」とも呼ばれています。

 

「3歳から近くの保育園への入園を希望していたのですが、もともとの在園児が持ち上がりのため空きは若干名のみ。やむを得ず、フルタイムでの仕事復帰をあきらめて幼稚園に入園しました」(Aさん・29歳・3歳児のママ)

 

「うちは幸い別の保育園に入れたのですが、3歳になる前にもう一度保活しないといけないのは気分的にも時間的にもしんどいですね」(Tさん・32歳・5歳児と3歳児のママ)

 

「3歳児で待機児童になるのが怖かったので、1歳クラスのうちから自治体に転園届を出し続け、2歳児クラスの途中で転園できました。でもそろそろ物心つく頃だった娘は、お友達と離れるのが悲しくて、新しい園に慣れるまで毎朝泣いていました」(Kさん・35歳・4歳児のママ)

 

「0歳の長男。この地域では通常の保育園は難しくても小規模園なら入れそうですが、2人目を考えているので2年後に2人分の保活をバラバラに行うのかと思うと…6歳まで続けて預かってくれるところに2人とも預けたいのでためらってしまいます」(Uさん・30歳・0歳児のママ)

 

と、卒園後に無事保育園に入れるのかを心配する声がやはり多く聞かれます。

 

ただ、卒園後については、住んでいる地域にもよりますが、それぞれの小規模保育園が提携している園に優先的に入れたり選考時に大幅な加点がつく自治体が非常に多く、どこの3歳児クラスにも入れない…というケースは比較的少ないと考えられます。

 

設備面は大規模園と比べると劣る

一般的な保育園は定員が100名を超えることもあり、ある程度の広い敷地が必要です。

 

いっぽう小規模保育園では定員が10名または19名以下のため、マンションや一戸建てを改装した園も多く、室内スペースが限られていたり、園庭や大きなプールなどは設置できないこともあります。

 

0歳~1歳児ではさほど問題ないことも多く、散歩や公園などにも連れて行ってもらえますが、3歳に近づいてくると設備面で物足りなくなる可能性もあります。

 

メリットは「入りやすい」「きめ細かくアットホーム」

小規模保育園では上記で挙げたような点がネックとなり、大規模な保育園と比べると希望者が少なく入りやすいのがメリットでもあります。

 

また、年齢や人数が限られていることで、逆に次のようなメリットも。

 

「娘は1歳過ぎに入園しました。少し人見知りするタイプなのですが、少人数で2歳までの子しかいないので、早くなじめたように思います。お昼寝も比較的静かな環境で落ち着いて寝られたようです」(Rさん・33歳・2歳児のママ)

 

「上の子は大きな園でしたが、引っ越したため下の子は小規模園に入りました。上の子が1歳2歳の頃は炎天下での長時間の運動会などで親子ともに辛かったですが、今はこじんまりと楽しむ感じでほっとしています」(Hさん・36歳・1年生と2歳児のママ)

 

「全部の保育士さんや調理師さんまでがわが子の名前も特徴も覚えてくれていて、距離が近く信頼関係が築きやすいです」(Mさん・30歳・1歳児のママ)

 

「同じ年齢で固まらず0歳~2歳が混じって過ごすので、1人っ子のうちの子も赤ちゃんへの思いやりが育まれている気がします」(Eさん・33歳・2歳児のママ)

 

「単純に人数が少ないので感染症リスクも低いと思います」(Yさん・36歳・2歳児と0歳児のママ)

 

おわりに

「2歳で卒園」という点で敬遠されることもある小規模保育園ですが、意外とスムーズに近隣の保育園に入れるパターンも少なくないようです。

 

ただ人数が少ないだけに、園や保育者ごとの方針・特徴がよりダイレクトに保育に影響します。入園を検討する場合、必ず実際に見学して納得した上で決めることが大切ですね。

 

文/高谷みえこ

参考/NPO法人全国小規模保育協議会「小規模保育とは?」http://syokibohoiku.or.jp/concept/

内閣府「Ⅳ.地域型保育事業」https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/outline/pdf/setsumei4.pdf

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