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シリーズ連載【子どもの睡眠①】 寝かしつけがラクになる「ねんねメソッド」って⁈

出産

2018.07.02

2020.01.21

子育てにおいて「寝かしつけ」は、時間も気力もたっぷり使う重労働。寝かしつけはママでないとダメという子も多く、毎日「早く寝て…!」と祈るような気持ちですよね。

 

ところが、寝かしつけが「ラクになる」ばかりか、「寝かしつけそのものから卒業できるメソッド」がある!と聞いてお話をうかがってきました。5回シリーズでお届けします!

 

Aya Aiba

お話をうかがったのは愛波 文(あいば あや)さん

子どもの睡眠コンサルタント。APSCアジア/インド代表。IMPI日本代表。Sleeping Smart®代表。慶應義塾大学卒業。 2012年に長男出産。夜泣きや子育てに悩んだことから子どもの睡眠科学の勉強をはじめ、アメリカで米国IMPI公認資格(国際認定資格)を日本人で初めて取得。2015年に次男を出産。2人の男の子の子育てをしながら、子どもの睡眠に悩む保育者のコンサルティングや個別相談、日本人向けに子どもの睡眠教育プログラムを提供。IMPIと提携し、妊婦と乳幼児の睡眠コンサルタント資格取得講座の講師も務めている。初の著書『ママと赤ちゃんのぐっすり本』(講談社刊)を出版。
ホームページ https://sleepingsmartconsulting.com/
Instagram https://www.instagram.com/aya_aiba/
Twitter https://twitter.com/sleepingsmartjp

学びのきっかけは長男の夜泣き、寝ぐずりに苦しんだこと

現在のアメリカに暮らしながら、オンラインで多くの日本のママにコンサルティングを提供している愛波さん。子どもの睡眠科学を学ぶきっかけとなったのは、自身の子育ての悩みからでした。

 

「長男がとにかく寝てくれない子で、ほんとに苦労したんです。やっとのことで寝かしつけても、1時間ですぐ起きちゃう。3時間も抱っこして揺らし続けても寝てくれない。毎日泣きたい気分でした」。

 

自分なりに試行錯誤を繰り返しながらも続いたつらい日々。この状況をなんとかしたいと子どもの睡眠についての情報を集めるうち、IMPIの睡眠トレーニングのメソッドにたどり着いたのです。

 

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子供の睡眠を科学的に捉える「ねんねメソッド」

日本では、寝かしつけといえば、添い寝、背中をトントンする、抱っこで揺らすといった程度で、それが本当に効果があるかどうかは実証されてはいません。昔から伝わることを、なんとなくやっているだけ…ところが、アメリカは違いました。

 

「子どもの睡眠についての本が何冊も出ていて、どれもとても分厚くて文字がぎっしり。慣習にまかせるのではなく、子どもの睡眠を科学的に捉えて勉強できる環境がありました」

 

アメリカの育児法と聞くと、筆者などは、新生児の頃から個室で寝かせ、いくら泣いてもそのままにしておくイメージが強いのですが、それにかぎらず、さまざまなトレーニング法があるのだそう。愛波さんが学んだIMPIは、2009年に設立された子どもの健康的な睡眠習慣の確立を目的とした機関です。

 

「日本では、子どもの寝かしつけに時間がかかるのは仕方のないこと。寝かしつけは、ママの忍耐のうえに成り立つ、というイメージですよね。私もそうでしたが、勉強して驚きの連続。その意識はガラリと変わりました」。

 

勉強したことを実践にうつしてみると、その効果はテキメンでした

 

「あんなに寝てくれなかった長男が、なんと4日間で朝までぐっすり寝てくれるようになったんです!」。

 

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その後、資格を取得し、今度はコンサルティングする側へ。決して魔法のような方法ではないと言いながらも、きっと役立つはずと自信をのぞかせます。

 

「寝かしつけのテクニックだけいいとこ取りしてもうまくはいきませんし、赤ちゃんによって個人差も大きい。でも、科学的な根拠に基づいていますから、理解して実践すればきっとラクになりますよ」

疲れてないから寝ないのではなく、その真逆だった

今すぐ教えて!と言いたくなりますが、先を急ぐ前に、まず、子どもはなぜこちらが望むように寝てくれないのか、そのメカニズムを知ってほしいそう。

 

「大人は疲れたら自然と眠るのが当たり前ですよね。ところが赤ちゃんは、寝ることはできても一人で寝付くことは多くの赤ちゃんにとって難しく、教えてあげないとわからない一種のスキルなんです。しかも、疲れすぎると目覚めのホルモンでもあるコルチゾールというとストレスホルモンが過剰に出て興奮し、かえって眠れなくなってしまいます」

 

下にある表は、月齢による赤ちゃんの活動時間と睡眠時間。活動時間とは、つまり「続けて起きていられる時間」。思っているより短いと思いませんか? 

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個人差はありますが、一般的に「たとえば生後1か月の赤ちゃんなら、続けて起きていられるのはたった40分。6か月の赤ちゃんでも2時間~2時間30分です。これ以上起きていると、疲れすぎてしまう可能性が大」。

 

赤ちゃんがすんなり寝てくれないのは、疲れていないから?と思ってしまいがちですが、なんとその反対。じつは疲れすぎが、寝つけない原因になっていることが多いのです。

 

「だから、疲れすぎる前のタイミングで寝かせることは、子どもの睡眠トラブルを改善するための大切な基本です。なかにはこれを改善するだけで、すんなり寝てくれるようになる場合もあるんです」

 

 ◆次回は「ぐっすり寝かせるため整えたい環境」についてお伝えします。すぐに実践できることばかりなので、どうぞお楽しみに!

 

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 ライター:のざわやすえ
出版社での編集を経てフリーに。ライター・エディター活動の一方で、主婦雑誌で培った知識をもとに「暮らし方アドバイザー」として、整理収納や家事タスクのアドバイスでも活動中。また、趣味のソーイングではオーダー業も。働きながら育てた一男一女は、この春から高2、高1に。

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