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赤ちゃんがミルクを飲まない…そこには意外な理由も!?

出産

2019.05.22

2019.09.10

ミルクを飲まない赤ちゃん

赤ちゃんは時々、病気でもないのに急にミルクを飲みたがらなくなることがあります。

特に、まだ離乳食が始まっていない・進んでいない赤ちゃんの場合、栄養は取れているのか、水分補給は大丈夫か…と心配になってしまいますね。

 

今回は、まだ言葉を話せない赤ちゃんがどんなときにミルクや母乳を嫌がるのか、月齢によるミルクを飲まない理由の違いなどについて考えてみました。

 

新生児~生後2ヶ月ごろの赤ちゃんがミルクを飲まない理由


赤ちゃんがミルクを飲んでくれない理由は1つだけではなく、月齢によっても若干異なります。

 

新生児に意外と多いのは、鼻がつまっていて、ミルクを飲みながら息ができないケース。鼻の穴が小さいため、ちょっとしたことで空気の通り道がふさがれてしまい、苦しくて乳首を離してしまいます。

 

新生児や生後1か月頃の赤ちゃんは、まだそれほど味覚は発達していないのではないかと言われていますが、温度に関してはわりと敏感だそう。

いつもと違う人がミルクを作った時などに、ミルクがやや熱い・ぬるいという理由で、警戒して哺乳瓶から口を離してしまうことがあります。

同じく、ミルクは適温でも「哺乳瓶の乳首が冷たい」という意外な理由で嫌がることも。

 

また、赤ちゃんもママもまだまだ授乳に慣れていない時期なので、抱っこの角度によって飲み込みにくいなどの可能性もあります。ベストポジションが定まるまでは、色々な体勢を試してみると良いかもしれません。

 

3ヶ月~4ヶ月の赤ちゃんがミルクを飲まない理由


3か月~4ヶ月頃にかけては赤ちゃんの味覚が発達し、母乳とミルクの味の違い、メーカーによるミルクの味の違い、哺乳瓶のゴム・シリコン臭などにも敏感になるといわれています。

また、赤ちゃんはこの頃から周囲の環境やママの感情をよく理解し始めます。ママが急いでいて、微妙にいつもと抱き方が違うことなどに敏感に反応して飲まないことも。

敏感な赤ちゃんは、うとうとしている時は周囲に対するアンテナが弱まり、比較的飲んでくれる…というママの話も時々耳にします。

 

赤ちゃんが周囲に反応するのはそれだけ情緒が成長した証拠でもあり、味覚や嗅覚などの感覚が鋭いことは長所ともいえますが、あまりミルクを飲まない日が続くと、栄養や水分は足りているのかと心配になりますね。

 

赤ちゃんがミルクを飲む量のめやすは月齢によっておおよそのめやすがありますが、何人も育児経験のあるママに聞いてみると、意外とその通りではないことも多いようです。

特に小柄な赤ちゃんの場合、成長に影響があるのでは…と気になりますが、体重が少なめでも成長曲線に沿って成長していて、おおむね機嫌が良いならあまり心配はいらないといわれています。

 

生後5か月~6か月の赤ちゃんがミルクを飲まない理由


この時期になると保育園に入園する子が増え始めますが、保育園でミルクを断固拒否する赤ちゃんも少なくないようです。

水分すら受け付けない時は命にかかわるので、慣らし保育中はもちろんフルタイム勤務が始まっても、保育園から連絡が入って迎えに行く場合もあります。

赤ちゃんがどうしてもミルクを飲まない期間が4ヶ月も続き、その間はしかたなく時短勤務に変えてもらったというママも。

 

生後7か月~8か月の赤ちゃんがミルクを飲まない理由


出産後半年以降は、生理が再開する人も増えてきます。

 

母乳育児の場合、医学的データはありませんが、生理中に限り母乳の量が減ったり色や濃さが変わったりすることがあるというママも多く、その場合、おそらく味も違うことが推測されます。味に敏感な赤ちゃんなら、一時的に嫌がることがあるかもしれませんね。

ミルクの場合でも、月齢が上がるにつれ、市販の哺乳瓶の乳首の硬さや吸った時の出方は少しずつステップアップするようになっています。

 

しかし、製品に表示されている月齢のめやすは、必ずしも100%の赤ちゃんの発達に当てはまるわけではなく、もう少し待ってから変えた方がいい場合、逆にミルクが出すぎて飲みにくいため早めに変えた方がいい場合などもあります。

 

吸う力が強い子やよく乳首を噛んでしまう子は、「スパウト」と呼ばれる固めの吸い口にしてみたり、ストロー、コップなどの練習をそろそろ始めてみても良いかもしれません。

 

生後9か月以上の赤ちゃんがミルクやフォローアップミルクを飲まない理由


離乳食がすすみ、いろいろな味を楽しめるようになった赤ちゃんの場合、食後にミルクやフォローアップミルクを足してもすぐ口から離してしまい飲まないことがあります。

 

離乳食でバランスよく栄養が取れていて、ウンチやおしっこの量からみて水分量も問題なければ、飲む飲まないは赤ちゃんに任せてもよいと思われますが、気をつけたいのは離乳食の味付けです。

大人と同じくらい濃い味付けの料理や、市販の菓子パンなど甘みの強いものを多く食べさせていると、ミルクの味が物足りなく感じて飲まなくなっている可能性もありますので、一度見直してみましょう。

 

ずり這いする赤ちゃん

 

ミルクを飲まないのはもしかして病気のせい?


赤ちゃんの体調がよく元気なら、ミルクの量が少なかったり2~3日飲みが悪かったりしてもあまり心配いらないと考えられますが、次のような時は様子をみて受診した方がいいかもしれません。

 

便秘

最近便の出が悪く、同時にミルクも飲みたがらなくなったような場合は、便秘でおなかが苦しくてたくさん飲めずにいる可能性があります。

受診して便秘と分かった場合は、浣腸などの処置をした後、効果を確かめるため、しばらく院内で待機してためしに授乳してみましょうと言われることがあります。時間に余裕を持って出かけ、粉ミルクなどいつもの授乳セットを持参しておくと安心です。

 

ミルクアレルギー

粉ミルクには牛乳のタンパク質が含まれます。まれに、このタンパク質に対してアレルギー反応を持った赤ちゃんがいて、一般的な粉ミルクを飲むと下痢や嘔吐、発疹、おなかの膨満感、ひどいときには血便などの症状が出ます。

発症するのは500人に1人程度で、多くは生後3ヶ月頃までに見つかり、腸や免疫系の発達とともに1歳頃までに解消する子も多いそう。

 

ただ、軽いアレルギーの場合、見た目にははっきりとした症状が出なくてもミルクを飲むと気分が悪くなることが赤ちゃんにも分かっているため、哺乳瓶を押し出してしまうことがあるといわれています。

ミルクアレルギーだと分かった場合は、可能であれば母乳に切り替える、アレルギー専用ミルクを処方してもらうといった方法をとります。

 

舌小帯短縮症

まれに、生まれつき「舌小帯」と呼ばれる舌の裏側の中央にあるヒダが短い子がいます。

これを舌小帯短縮症といい、程度が重いと母乳やミルクがうまく飲めないことがあります。

その場合は手術で治療することになりますが、ほとんどの赤ちゃんは軽い舌小帯短縮があっても問題なくミルクを飲むことができて手術も不要といわれています。

 

まとめ


今回、「ミルクを飲まずに困った」というママたちの体験談を聞いていて印象的だったのが、理由が分からず悩んでいた当時、周りから「もっと工夫してみたら」とすすめられるのも、励ましのつもりで「そのくらい大したことないよ」と言われるのも、どっちも辛かったという声です。

また、悪気はなくても「赤ちゃん小柄だね」と言われることも辛く感じたそう。

 

今回紹介したような理由が特にないにも関わらず、なぜかミルクを飲まない…と悩んでいるママがいたら、周囲の人はできるだけ心配な気持ちに寄り添って話を聞いてあげてほしいと思います。

 

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文/高谷みえこ

参考:

公益財団法人 母子衛生研究会「赤ちゃんインフォ/母乳とミルク・授乳」 https://www.mcfh.or.jp/netsoudan/article.php?id=311

新生児-乳児アレルギー疾患研究会 http://nrichd.ncchd.go.jp/imal/FPIES/icho/index.html

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