■「ちょっと見てて」ができるありがたさ(真帆さん/29/歯科衛生士)

産まれたばかりのときはふにゃふにゃだった娘。ずいぶんしっかりしてきて「楽になってきた」と感じた頃、長期間の里帰りを終えて帰宅することにしました。ところが、いざひとりになってみると「全然楽じゃないんですけど!」の連続。 最初に困ったのは、お風呂でした。実家では、必ず誰かがタオルを広げて待ってくれていたので、娘を洗い終わって受け渡すと自分もシャワーを浴びられましたが…ひとりだと、当然そんなことはできません。 ミルクを作っている間も、当然誰もあやしてはくれず、床に放置されて泣き叫ぶ娘に謝りながら作る羽目に。夜泣きでどれだけ寝不足でも見ていてくれる人はいないので、仮眠すらとることはできません。 そのほかにも、トイレに行くときやATMでお金を引き出したいとき…そのわずかな時間「ちょっと見てて」ができないのです。親のありがたみがわかったと同時に、実家の母にまかせ過ぎていたと反省しました。