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赤ちゃんの汗疹(あせも)、NGケアしてない!?

子どもの健康

2018.08.14

2019.08.24

 

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汗っかきの赤ちゃんは、昨日までなんともなかったのに、ちょっと暑くなるとすぐ汗疹(あせも)ができてしまいます。

基本的にはホームケアで様子を見るだけで改善することの多い「あせも」ですが、ケアを間違うと悪化してしまうことも…。

今回は、〇×形式で、OKな手当てとNGな手当てを挙げてみました。赤ちゃんのいるママ・パパはぜひ確認してみて下さいね。

 

赤ちゃんのあせもができやすい場所と原因


背中

寝返りやハイハイ、おすわりのできない赤ちゃんは特に背中に汗をかきやすく、たまった汗で汗腺がふさがれることで、あせもができやすくなります。

 

0歳代の赤ちゃんは、幼児と比べて首も短くぷくぷくとしていますので汗がたまりやすく、衣服で吸い取ることもないため、肌に汗が残ってあせもの原因になりやすいといわれています。

 

おでこ・頭皮

額は、脳を熱から守るため、人体の中で最も多く汗をかく場所だそう。

また、頭は髪の毛や帽子などで蒸れることも多いことや、年齢を重ねても発汗量が減らないのが頭部であることからも分かるように、あせもができやすい場所となっています。

 

おむつの中

昔より通気性がよくなったとはいえ、やはり紙おむつの中は他より蒸れやすくなってしまうのは仕方のないこと。赤くかぶれている時は、おむつかぶれの可能性もありますが、その場合、表面は平らなままのことがほとんど。うんちやおしっこが直接触れない部分で、赤いポツポツができていれば、あせもの可能性が高いです。

 

関節の内側

腕や脚は曲げている時間が長いので、関節の内側に汗が溜まり、あせもがよくできます。

ちなみに、乳児湿疹やアトピー性皮膚炎は、顔や口のまわりにできた場合はあせもと区別がつきやすいのですが、ひじやひざの内側だとあせもと見分けがつきにくいことがあります。

 

涼しい日が続いても治らない、背中やおでこなどあせもができやすい場所に何もできていない、かゆみが強そうに見える、ジュクジュクとした黄色い汁が出ている…という場合は乳児湿疹やアトピーの可能性も考えられます。 

 

このケアはOK?それともNG?


あせもについて、少し古い育児書や実母・義母世代のアドバイスを聞いてみると、最近の小児科や皮膚科での指導とは異なる場合があります。

よく言われる次のようなケアは、OK?NG?クイズ感覚で考えてみて下さい。

 

1.石鹸で1日数回、こまめに洗う

 

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真夏は、汗を拭いてあげてもキリがないので、シャワーは一日何回か浴びてもOKです。ただ、そのたびに石鹸やボディソープを使うと、肌を保護する皮脂を取りすぎてしまうので良くないと言われています。

 

 

2.乾いたタオルで汗を拭く

 

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汗を拭いてあげる時は、濡れたタオルやガーゼがおすすめ。乾いたタオルだと、肌に汗の塩分などが残ってしまうだけでなく、柔らかい赤ちゃんの肌がタオルの摩擦で傷ついてしまうことも。肌表面が傷ついていると、黄色ブドウ球菌が繁殖してとびひなどにもなりやすいので注意しましょう。

 

 

 

3.ベビーパウダーをたっぷりつける

 

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子ども時代に、大きなパフでたっぷりベビーパウダーをつけてもらった経験があるママもいると思います。しかし、ベビーパウダーは、もともとあせもの予防に使われるものなので、できてしまったあせもに使ってもあまり効果が期待できません。また、多くつけ過ぎると、本来の目的である「水分を左右に逃して肌表面に溜まるのを防ぐ」という機能が働かず、汗の出口を塞いでしまい逆効果です。つけるなら、ママの手のひらに薄く広げてそっと赤ちゃんの肌をなでる感じで。また乾いた状態の肌につけてあげるようにしましょう。

4.背中に汗取りパッドを入れる

 

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ガーゼを何枚か重ねたシート状の汗取りパッドが市販されていますので、赤ちゃんの背中に入れておき、汗をかいたら抜き取るようにすると、眠りかけている赤ちゃんを着替えで起こすこともなく便利です。

 

5.汗をかかかないよう、空調の効いた涼しい場所で過ごす

 

近年の夏は異常に暑いので、熱中症の対策として、エアコンは欠かせません。ただ、夏じゅう汗をかかない環境にいてばかりだと、確かにあせもはできないかもしれませんが、体温調節に欠かせない汗腺が十分に発達しないという弊害も出てきます。人間の全身には約500万個の汗腺がありますが、そのうち実際に汗を出せる「能動汗腺」の数は育った地域や人によって異なります。そして、その数は2歳までにどの程度汗をかいたかで決まるため、赤ちゃんの頃にあまり汗をかかずに過ごすと、大人になってから、必要な時に汗が出ず、熱中症や皮膚疾患のリスクが高まると言われています。暑くても、危険のない範囲でしっかり汗をかいて遊び、そのあとは清潔にする…という習慣をつけるのがベストですね。

 

 

まとめ


あなたのあせもケアは間違っていませんでしたか?

正しい予防やケアをしていても、とびひや「あせものより」と呼ばれる化膿した状態になってしまうこともあります。「赤いプツプツ」ですまなくなったら、すみやかに受診して早めに治療して下さいね。

取材・文/高谷みえこ

参考:函館市「赤ちゃんの肌トラブルの予防とケア」https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014012800877/files/no46.pdf

花王「汗の基礎知識」(神戸大学 人間発達環境学研究科監修)https://www.kao.co.jp/8×4/lab/article04/

東アジア研究, 13(4):602-640, 1976

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