2.「泣いてもいいよ、でも暴れない」と約束する

子どもにとって、注射が怖いのは当たり前です。だから「泣いちゃダメ!」と我慢させなくてよいのです。「泣いてもいい」けれど動くと危険だから、暴れないようにしようね」と約束しましょう。 また、看護師は子どもが動かないよう押さえることもありますが、そのことに恐怖感を感じる子どももいます。前もって「看護師さんが、ぎゅってしててくれるよ」などと伝えおくと安心です。

 

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3.「これからやること」をイメトレする

子どもは、「この先に起こることが見えない」ことに不安を感じます。どんなことでもそうですが、先の行動の見通しを立ててあげると、不安が軽減します。注射をする前に医師がする、以下のことを順に説明するといいと思います。 ●お医者さんが、お口の中を見たり聴診器で胸の音を聞いたりするよ


●袖をまくって、腕に冷たい消毒液を塗ってくれるよ


●ちくっとするけど、10数えたら終わるからね など このように手順を「イメージトレーニング」してみてください。ぬいぐるみなどで〝注射ごっこ〟をしながらイメージトレーニングするのも効果的ですよ。