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子どもの「好き嫌い」は〝本能的〟小さいうちになくさなくていい理由

子どもの健康

2019.11.29

2019.12.03

ふと見れば、嫌いな野菜はお皿の縁に追いやって…子どもの「好き嫌い」は、多くの親にとって悩みの種。栄養バランスも心配だし「このまま大人になったらどうしよう」と悩んでしまうことも。実は、子どもの好き嫌いには「生物学的な理由」があるんです。理由がわかれば、対処法も見えてくるかもしれませんよ。

 

iStock.com/PeopleImages

子どもはどうして好き嫌いが多い?


食べ物の好き嫌いには、2種類があります。ひとつは「物心つく前から苦手」といった〝本能的に嫌い〟なもの。もうひとつは「まずいと感じた記憶」から〝経験的に嫌いになった〟もの。

子どもの好き嫌いは、この前者〝本能的に嫌い〟であることが多いのです。

子どもの苦手なものには「苦い」「酸っぱい」「臭いがきつい」「独特の食感」といったものが多く、こうした特徴は、腐ったり傷んだりして〝食べると体に悪い状態になったもの〟に似ています。

つまり子どもの好き嫌いは〝体に有害なもの〟を、本能的に「食べてはいけないと」判断している可能性が高いのです。

経験や知識や情報から、それが安心して食べられるものだと判断できる大人と違い、子どもは五感でしか判断ができません。

それと同時に、子どもの味蕾(舌の味を感じる場所)は大人より敏感で、例えばピーマンの苦味も、大人が感じる以上に苦く感じるのかもしれません。

つまり、子どもの好き嫌いは「自分の体を守る精一杯の手段」ともいえるのです。そう考えると、単なるわがままとは思えなくなりませんか?

 

味や食感を変えてアプローチ


 

iStock.com/ziggy_mars

 

好き嫌いの理由が本能的な判断だとすれば、逆にそれを利用して食べさせることができるかもしれません。

大人であれば「○○は嫌い」と本能以外で判断をしているために、その食材が使われているというだけで拒否します。

ですが幼い子どもであれば、材料がなんであれ「おいしければ食べてくれる」ことがあるのです。いままで試したことがない味付けや調理法にチャレンジするのは有効です。

ただし、あれこれ試してもダメだった場合、「嫌いなものを無理矢理食べさせられた」という思い出が、好き嫌いにつながってしまうことも。

少し成長すれば食べられるようになることも多々ありますから、ここは焦らず慎重に。

 

嫌な思い出を作らない


 

iStock.com/baona

 

食べ物を「嫌な思い出」とともに記憶させてしまうと、この先、食べられるようになる可能性まで潰しかねません。

つい「なんで好き嫌いするの? 食べなさい!」なんて無理強いしたことが、好き嫌いの原因となることもあるのです。

あくまでも「食事は楽しいもの」というイメージを大切にしてください。また、「子どものうちに嫌いなものをゼロにしておかないと」と考えなくても大丈夫。

むしろお菓子や炭水化物系の食品など、食べ過ぎるとよくないもの・太りやすいものを摂りすぎないようにすることの方が大事です。

 

 

文:高木陽子

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