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「子どもが薬を飲んでくれない…」ママの悩みに薬剤師からアドバイス!!

子どもの健康

2019.11.13

2019.12.03

苦かったり、飲み込めなかったり…子どもにとって「薬を飲む」のはハードルが高いことです。イライラしてつい叱ったり、無理矢理飲ませようとしたりしますが、それは逆効果。ますます「薬嫌い」になってしまいます。子どもと薬とどうやって付き合っていくのが正解なのか、薬剤師からのアドバイスです。

子どもが薬を嫌がる本当の理由


 

iStock.com/Sasiistock

ママを悩ませる「子どもが薬を嫌がる」という行動、実は子どもの心やさまざまな感覚が、確実に成長している証しでもあります。

たとえば味覚。個人差はありますが、月齢で4か月を過ぎるころにはだいたいの味を感じるようになるため、苦い薬を飲ませると嫌がるようになります。

10か月を過ぎると味覚に加えて自我も発達するため、「苦い薬の味や無理やりのまされた」という悪い記憶が残り、薬嫌いにつながることも。

加えて「病気で辛いから甘えたい」「強制されるのが嫌だ」といった、心理的な要因もあると思います。

薬を飲ませることは「しつけ」とは違います。子ども自身が「薬は病気を治すため」と理解できるようになるまでは、「飲めなくて当たり前」くらいの余裕の気持ちで。

そして逆に、子どもが薬を飲めたら褒めてあげるなど、薬への嫌悪感を少しでもなくせるように心がけたいものです。

 

薬について絶対に守ってほしいこと


 

iStock.com/gyro

薬局で薬を受け取るとき、必ず「1回の量や1日の回数」といった説明があると思います。これは厳守してください。

薬の量や頻度は効果や安全性を考慮して決められ、多すぎても少なすぎてもダメ。

医師の処方箋による薬は、子どもの年齢(月齢)、体重、体表面積などによって決まります。つまり、処方された子どもだけに用いるものです。

症状が同じだからといって、大人用の薬はもちろん兄弟に処方された薬、さらには、だいぶ以前に処方された薬の残りなどは、絶対に使用しないでください。

 

子どもが薬を飲みやすくする工夫


 

iStock.com/imacoconut

子どもが成長して好き嫌いを主張するようになると、薬によっては、飲まない・飲めないということが起こります。そんなときは下記の方法を試してみてください。

乳児の場合…粉薬は水や湯冷ましで溶いて少しずつ与える
飲み終わったら、薬が口の中に残らないよう飲み物を与えます。

1歳以上の場合…苦味や匂いを感じさせない工夫をする
●オブラートや補助ゼリーの利用
●食べ物に混ぜる(アイスクリーム、ジャム、味噌汁などは苦味を感じにくい)

 

また食べ物や飲み物に混ぜる際は、以下の3点に注意してください。

●薬の効果や安全性に影響を与えていないか?
●薬の苦味が強くなっていないか?
●混ぜた食べ物や飲み物自体を嫌いにならないか?

薬によって性質は異なるため、効果や安全性への影響については、必ず医師や薬剤師に確認してください。

乳児の場合、嫌いになるのは困るのでミルクには混ぜないこと。やむを得ない場合は、味が大きく変化していないことを確認してください。

他の食べ物や飲み物に混ぜる場合も同様です。そして薬は服用前に混ぜ、作り置きはしないことです。

 

iStock.com/gyro

子どもに早く元気になってほしいと願うほど「ちゃんと飲んで!」と叱って、薬を飲むのを無理強いしてしまうこともあると思います。

どうしても飲まない(飲めない)場合は、遠慮なく医師や薬剤師へ相談してみてください。別の薬や治療法などについて、相談するのも大いにありです。

また小児科の病気の場合、薬を長期継続しなければならないこともありますので、病気や薬に対して否定的な気持ちにならずに、親子で治療に対して前向きな気持ちを保つことも大切。

薬についてなにか困ったら、小さなことでもどんどん医師や薬剤師に相談するのが正解です。

 

文:鈴木渓子

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