コーディネーショントレーニングとは?

 

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「ゴールデンエイジ」と言われる12歳までの大事な時期に、今回のコロナ禍ような、運動不足が懸念される事態になるのは心配ですよね。 そこでおすすめしたいのが、ゴールデンエイジの運動神経の発達に効果的な「コーディネーショントレーニング」です。

 

コーディネーションという言葉には「調整」「統合」といった意味があります。コーディネーショントレーニングとは、「目的や状況に合わせて自分の体を思い通りに動かす能力を養うトレーニング方法」のこと。 体を追い込むような、体力を使うトレーニングではなく、感覚や神経を使うトレーニングなのがコーディネーショントレーニングの大きな特徴です。 効果的なコーディネーショントレーニングに必要な、7つの構成をご紹介しましょう。

 

「コーディネーショントレーニング」の7つの要素

運動は、以下のような7つの能力が複雑に組み合わさっています。コーディネーショントレーニングでも、この7つの要素を意識すると効果的です。

 

リズム:リズム感よく、タイミングを上手くつかむなどといった能力 バランス能力:自分の体勢を正しく保ち、不安定な状態でも体勢を立て直す能力 変換能力:状況の変化を予測、感知して動きを切り替える能力 反応能力:感覚刺激を受けて素早く動作を生み出す能力 連結能力:手足、体幹、頭部の各動作を体全体の動作に組み上げて動かす能力
空間定位能力:空間における位置関係を把握する能力 識別能力:手や足、道具や用具を上手く操作する能力

 

この7つの要素を意識しつつ、具体的なトレーニング方法をご紹介します。