子どもの理想的な生活リズムとは?

 

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子どもの成長に必要な「成長ホルモン」は、睡眠後23時間経つと分泌が多くなります。また、日々の疲れを癒す睡眠をしっかり確保することで、翌日の活動性を養うことができるのです。 このため、子どもの健やかな成長のためには睡眠が欠かせません。理想的な睡眠時間は、小学校入学前では1113時間、小学生では1011時間とされています。 ただし、この時間睡眠時間をただ確保すればよいわけではありません。 私たちの脳には生活リズムを形作る「体内時計」が備わっており、地球の自転に合わせて24時間周期で体内環境を変化させる性質を持っています

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しかし、この体内時計には多少のズレが生じるもの。そのズレをリセットするのが太陽の光とされています。このため、朝起床時に太陽の光を浴びることで体内時計がリセットされ、生活リズムを整えることができるのです。 朝は少なくとも7時ころには起床して朝日を浴び、日中は身体を動かしたり勉強をしたりすることで体力を消耗させ、夜は9時前に就寝するのが理想的な生活リズム。 長い休みでは、このような理想的な生活を毎日送ることは難しいかもしれませんが、「遅寝・遅起き」には極力の注意をしてほしいと思います。

 

 

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