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心身の成長のため「子どもの夜更かし」に注意したいこれだけの理由

子どもの健康

2019.11.02

2019.12.03

秋は生活リズムが乱れやすく、夜更かししがちな季節。また、慌ただしい日々の中で就寝時間が遅くなっていたり、休前日は夜更かしをしていませんか? 特に「子どもの夜更かし」は心身の成長を妨げる可能性もあり、できるだけ避けたいものです。夜更かしが子どもに及ぼす影響と、生活リズム改善法を解説します。

 

 

iStock.com/TAGSTOCK1

「子どもの夜更かし」には悪影響がある?


日本小児保健協会の調査によれば「夜10時以降に就寝する子ども」は1歳半では半数を超え、未就学児でも4割を占めます。また小・中・高と学年が進むにつれて、就寝時間が遅く、睡眠時間が短くなることがわかっています。

これらの割合は10年前と比べて急増。夜型生活による子どもの睡眠不足は、現代の大きな社会問題のひとつと言えます。子どもの夜更かしは、心身にどのような影響をもたらすのでしょうか?

 

夜更かしの影響1:成長が遅れる可能性

子どもの身体は日々成長しています。個人差もありますが、1年間で10㎝以上も身長が伸びることも珍しくありません。

次々とサイズアウトする洋服にため息は出るものの、子どもの成長はなにものにも代えがたい宝ですよね。

子どもの成長を促すのは、脳から分泌される「成長ホルモン」。成長ホルモンは、深く寝入って2~3時間が経過すると盛んに分泌されます。

このため浅い睡眠が続いたり睡眠時間が短くなったりすると、十分な成長ホルモンが分泌されず、成長が遅れてしまう可能性があるのです。

 

夜更かしの影響2:情緒が不安定になる可能性

脳からは、成長ホルモンの他にも様々なホルモンが分泌されています。その中のひとつ「セロトニン」は、眠りを誘うホルモン。

日中はほとんど分泌されず、夜になって周囲が暗くなると分泌が増す性質を持ちます。このため夜更かしをすると、セロトニンの分泌が抑制されることに。

セロトニンには心を落ち着かせる作用もあるとされ、慢性的に分泌が低下すると様々な問題が起こります。

寝つきが悪くなるだけなく、イライラしやすい、攻撃的になる、など精神的にも悪影響を及ぼす可能性があるのです。

 

 

夜更かしの影響3:学業にも影響する可能性

iStock.com/imtmphoto

子どもの健康的な成長には、9~10時間の睡眠が必要と考えられています。しかし、理想的な睡眠時間を確保できている子どもは少ないのが現状。

慢性的な睡眠不足を抱えた子どもは、日中の眠気などから集中力や注意力、意欲の低下などが起こりやすくなります。学業や人間関係に、大きな支障を来たすことも少なくありません。

子どもの心身の健やかな発育のため、夜更かしは避け、十分な睡眠時間を確保することが大切だとわかります。

 

子どもの睡眠リズムを整えるには?


 

iStock.com/Yuji_Karaki

 

前述の通り、ヒトの脳からは暗くなると眠気を誘うセロトニンが多く分泌されるようになります。そして、朝になって明るくなると分泌量が減少し、眠りから目覚める仕組みになっています。

このため睡眠リズムを整えるには、夜は決まった時間に部屋を暗くして就寝し、朝はカーテンを開けて太陽の光を浴びるのが、シンプルかつ大切なポイントとなります。

夜更かししがちな秋、親が夜更かししていると子どももつられてしまいますので、子どもが寝つくまでは部屋を暗くしてなるべく静かな環境を整え、安眠できるようにしてあげましょう。

 

文:成田亜希子

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