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咳が止まらない!マイコプラズマの特徴と対策|小児科医監修

子どもの健康

2018.11.17

2019.12.01

kodomonobyoki-mycoplasma

「マイコプラズマ」という病気名を

聞いたことがあるというママも多いのではないでしょうか。

軽い咳からはじまり、

重度になると肺炎を引き起こすこともある病気です。

今回は、

「マイコプラズマ」の病気の特徴について、

小児科医の保田典子先生に

分かりやすく解説してもらいました。

1.どんな症状?

「マイコプラズマ」の症状

咳が主な症状の感染症です。小学校以上の学童に発症しやすい病気ですが、それ以下の年齢でも感染することがあります。

はじめは乾いた咳からはじまり、ひどくなると痰がらみの咳に変化していくことがあります。発熱はあったりなかったりするため、「熱がないからマイコプラズマではない」とは言えません。咳き込みがひどくなると、夜も眠れなくなる事があり、肺炎になる場合は入院が必要となります。

軽い風邪で済む場合もあり、重症度にバリエーションが多い病気です。症状がひどくなった場合は、必ず受診をしましょう。

2.何が原因なの?

「細菌」でも「ウイルス」でもない「マイコプラズマ」が原因

マイコプラズマという細菌でもウイルスでもない微生物が原因です。特徴的には細菌に近いので、抗生物質が有効です。

抗生物質を処方せずとも、自然に良くなることもあります。

マイコプラズマは喉から検体を取ったり血液で診断をする病気ですが、診断精度がそこまで高くなく、確定診断を確実にするのは難しい病気のひとつです。診断を検査に頼らず、医師の判断で診断することも多いかと思います。

飛沫感染が主ですが、潜伏期が2~3週間程度と長い感染症です。家庭内で誰かがかかったその2~3週間後に、別の家族がなるということもあります。

 

3.自宅での対策は?

咳で寝付けない場合は枕を高く

咳がつらいことが多い病気なので、咳の対策がケアのメインです。咳き込みがつらいことが多いので、空気が乾燥していたら加湿するのも得策です。

就寝時の咳対策としては、室内を少し涼しくし、枕を高くしてあげること。寝つきが良くなることが多いです。

家庭内感染はこう防ぐ


くしゃみや咳などの飛沫感染が多い病気です。手洗いうがいの徹底や、マスクをするなどの対策を心がけましょう。接触感染もありうるので、感染者とお風呂や寝室を分けると、より効果的です。 

4.いつ登園できる?

少しの咳なら登園可能

発熱がなく、激しい咳がなくなれば登園可能です。マイコプラズマは咳が長引くことがあるので、咳が完全になくなるのを待っているといつまでも登園できません。適切な治療をしていれば、咳が残っていても感染力は数日でなくなるので、少し咳が出ている程度であれば、登園しても感染させる心配は少ないと言えます。ただし、子どもの状態をよく観察して少しでも咳が辛そうなのであれば登園は控えたほうがいいでしょう。    

 

保田先生よりひとこと


小学生など年長児に多い病気ですが、小さい子もかかります。自然に治ることもありますが、咳がひどくなることも。咳が辛いようなら早めの受診をして抗生物質を処方してもらい、しっかり治療をするといいでしょう。

検査による検出率が高くないことがあるので、検査に頼らず信頼できる医師に診断治療をしてもらうことが大切です。

    

取材・文/松崎愛香 トップ画デザイン/山本めぐみ(el oso logos) イラスト/岡村優太

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