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薬を飲んだ後、高熱や発疹などの副作用が出たら危険?

子どもの健康

2020.07.26

 

高熱の子供

一般社団法人薬局支援協会・代表理事で現役の薬剤師でもある竹中孝行さんが、お子さんや大人の薬に関する困ったこと、悩んでいることに対してお答えします。

3つのアレルギー反応には特に注意を!

薬は症状を和らげたり、治療することを目的として使用します。本来の目的に関連する作用を「主作用」といい、本来の目的以外で起こる作用を「副作用」といいます。

 

もちろん主作用が最大限で副作用が起こらないことが理想ですが、どの薬においても副作用は起こりえます。そして、共通として起こりうる副作用は、薬物アレルギーです。

 

よく食べ物でアレルギー症状が出ることもありますが、それと同様に、薬という異物が体内に入ったときに、過剰に体が反応してしまい、有害な症状を起こすことがあります。軽度なものから重篤なものまで様々なアレルギー症状があります。代表的な症状は以下の通りです。

 

  • 薬疹
    皮膚にさまざまな疾患が現れる症状です。症状の現れ方として多いのは、左右対象にかゆみを伴う赤い斑点のような皮疹です。赤みが増し、浮腫になることもあります。                                    
  • 中毒性表皮壊死融解症(スティーブンスジョンソン症候群)
    重篤な症状で、高熱、くちびるのただれ、喉の痛みなどの粘膜症状などが生じ、全身に赤斑、皮膚のただれなどが発症します。症状が続き、急激に悪くなったりします。症状がみられたら、直ちに医療機関を受診してください。

 

  • アナフィラキシーショック
    薬を飲まれて短時間で症状が現れます。発疹などの皮膚症状、呼吸困難から、血圧低下による意識障害など命に関わる重篤な症状です。著しい体調変化を感じたら、直ちに救急車を呼びましょう。

 

今まで問題なく飲まれていた薬でも、体調などの変化によって、突如このようなアレルギー症状を起こす可能性もあります。軽度な場合であれば、原因となったお薬の服用を中止することで症状は回復する場合もありますが、主治医や薬剤師に相談するのが安全です。

 

一度アレルギー症状を起こしたお薬はしっかりと記録しておき、主治医や薬剤師に伝えるなど、誤って服用して同じようなアレルギー症状を起こさないようにしましょう。

薬の影響でおしっこやウンチの色が変わることもある?

薬の影響でおしっこやウンチの色が変わることがあります。しかし、急に変わっても慌てることはありません。薬そのものの色が影響している場合や、薬によって体の中で変化した代謝物が影響している場合などがあります。

 

例えば、ビタミンB2製剤などはおしっこを黄色くしたり、一部の抗生剤はおしっこを赤っぽくなったり、鉄剤はウンチの色を黒っぽくします。薬剤師から説明があったり、薬の説明書を読むと記載がされています。これらの場合には、色が変わっても特に体に問題があるわけではありません。

 

一方で、病気やお薬の副作用によっておしっこやウンチの色が変わることもあります。体が何らかの危険信号を出している可能性もあります。おしっこやウンチの色がいつもと違い、気になる場合には、主治医や薬剤師に相談するようにしましょう。

 

※専門的な知識に基づき解説をしています。ただし、例外もあり、個別のケースは必ずかかりつけ医や薬剤師にご相談下さい。

 

文/竹中孝行

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