とびひの特徴と治療法とは?

 

iStock/ W6

 

「とびひ」は、医学的に「伝染性膿痂疹」と呼ばれる病気です。虫刺されや湿疹などを掻きむしった痕に、細菌が感染することによって発症する病気です。 水ぶくれができるタイプと、カサカサしたかさぶたができる、2つのタイプがあります。強いかゆみを伴うことも多く、水ぶくれやかさぶたなどを掻きむしることで、さらに傷や病原体となる細菌が広がります。 また、病原体が付着した指で別の部位を掻くことで、まるで「飛び火」のように、病変が次々と別の場所に広がっていくことも珍しくありません。 重症な場合には発熱、リンパ節の腫れなど風邪のような症状が出ることもあります。 治療としては、病原体を退治する抗菌薬が配合された塗り薬や抗菌薬の飲み薬を用い、多くは1~2週間で改善していきます

(※2)

 

 

水いぼととびひは、似たような水ぶくれができる皮膚の感染症ですが、病原体や治療法は全く異なります。 いずれも正しい対処を講じなければ、全身に広がってしまうこともあるため、軽く考えるのは禁物です。 水ぶくれなど皮膚の異変を見つけたときは、できるだけ早く病院を受診しましょう。

 

 

(※1)MSDマニュアルプロフェッショナル版「伝染性軟属腫」
(※2)日本皮膚科学会「とびひ」

 

文:成田亜希子