自宅でできる感染症看護の基本

 

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感染症にかかった子どもを自宅で看護するときは、衣食住の環境を整えることが基本といえます。具体的に何をするべきなのか、注意すべきポイントを紹介しましょう。

のどに痛みがあるとき→やわらかい食事を

のどの痛みや倦怠感があると、刺激のあるものは食べにくいもの。うどんやおかゆ、ゼリーなど、やわらかいものを提供するように心がけましょう。

手足が冷たいとき→体を温める

高熱が出ると「まずは冷却」と考える方も少なくないことでしょう。しかし次のような場合には、体を温めて休ませるようにしてください。 ●寒がっているとき(悪寒)


●手足が冷たいとき

高熱のとき→こまめな水分補給

高熱の際には脱水症状にならないよう、こまめな水分補給を心がけましょう。特に次のような場合には、脱水症状を起こしている可能性もあります。速やかに医療機関へ受診してください。 ●おしっこが少ない


●嘔吐している


●水分すら口に入れたがらない

 

感染症は高熱がでるものが多く、症化することもあります。そのため、症状の変化をよく観察することが必要です。高熱やのどの痛み、悪寒、脱水症状などが続くようであれば、速やかに医療機関を受診するようにしましょう。

 

 

子どもは成長するまでに、多くの感染症にかかります。一度かかってしまえば二度とかからないものもあれば、毎年のようにかかってしまうものもあります。 完治するまでに時間を要すこともありますが、子どもをよく観察し、正しい知識をもって看護を行ってくださいね。

 

文:ゼロコ