ロタウイルスワクチン接種とは?


 

ロタウイルスワクチンはロタウイルス感染症を予防し、万が一感染した場合でも重症化や合併症の発症を抑える効果があります。その効果のほどは、80%で感染を予防し、95%で重症化を予防するとされています

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。 ロタウイルスワクチンが導入される以前は、「5歳未満の胃腸炎による入院患者数」の約半数がロタウイルスによるものだったため、この予防効果は大変高いことがわかります。

 

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ロタウイルスワクチン接種の方法

ロタウイルスワクチンは「飲む」タイプの生ワクチンです。 現在、日本で使用されているワクチンは「ロタリックス」と「ロタテック」の2種類があり、それぞれ2〜3回ずつ接種する必要があります。 いずれも生後6週から接種することができ、27日以上の間隔をあけて2回目、3回目の接種を行います。 生後2か月から始まるヒブや肺炎球菌ワクチンと、同時接種を開始するのが一般的です。

 

ロタウイルスワクチン接種の注意点

ロタウイルスワクチンの最大の注意点は、接種できる時期に限りがあること。 他の予防接種であれば、打ち忘れがあった場合、時期を過ぎても接種することが可能です。しかし、ロタウイルスワクチンはNG。 ロタリックスの場合は生後24週まで、ロタテックの場合は32週までに接種を完了しなければなりません。 いずれも生後15週以前には1回目の接種を行い、打ち忘れがないようスケジュール管理をしましょう。

 

定期化まで待ってもいい?


 

現在、ロタウイルスワクチンは任意接種です。自治体によっては補助が出るケースもありますが、一般的には接種にかかる費用は自己負担。 すべての接種を完了するのに1~3万円程度かかります。2020年10月からは定期化される見込みで、自己負担なく接種できるようになります。 ですが先にも述べた通り、ロタウイルスワクチンは接種できる時期に限りがあります。接種を予定している場合は、定期化を待たずに接種を終えましょう。

 

<参考>


(※1)NIID 国立感染症研究所
(※2)厚生労働省「ロタウイルスに関するQ&A」
(※3)日本小児科学会「ロタウイルスワクチン」

 

 

文:成田亜希子