子どもの健康
2019.11.26
2019.12.02
副鼻腔炎の原因と症状
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●副鼻腔炎の原因
副鼻腔炎の原因は、狭い空間である副鼻腔が詰まって細菌が増殖してしまうこと。
副鼻腔は鼻の中と「自然口(しぜんこう)」と呼ばれる穴でつながっており、副鼻腔内で産生された粘液などは鼻の中に排出されています。
この自然口は非常に小さな穴で、鼻炎や咽頭炎などの風邪をひくと、粘膜が腫れて自然口が塞がってしまうこともあります。
すると副鼻腔内で産生された粘液が排出できず、副鼻腔内の圧が高まり、さらに細菌が増殖することで炎症が悪化するのです。
●副鼻腔炎の症状
副鼻腔炎の主な症状は、頑固な鼻づまり、顔や目の奥の痛み、頭痛、歯痛などです。
また副鼻腔内に溜まった粘液が漏れ出すと、ドロッとした鼻水が出たり、のどの奥に落ちて咳が出るといった症状が見られることも。
常に頭が重く、ぼーっとした状態が続き、注意力や集中力が落ちる、日中に眠くなるなど、日常生活に支障を来す症状が出ることも少なくありません。