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「たかが突き指」と侮るなかれ!! 意外と怖い〝後遺症〟と正しい対処法

子どもの健康

2019.11.20

2019.12.03

iStock.com/Hakase_

外遊びやスポーツを活発にするようになった子どもに、ごくありふれたケガのひとつである「突き指」。ズキズキする辛い痛みや腫れを引き起こします。

軽く考えて病院へ行かず、市販の湿布薬や痛み止めで対処する方も多いでしょう。しかし適切な治療をしないと、思わぬ後遺症を残すことも。

特に子どもは指の骨や腱が未熟で脆弱なため、注意が必要です。今回は「突き指」の正しい対処法について詳しく解説します。

「突き指」ってどんなケガ?


「突き指」は、指先に強い力が加わったときに、指を伸ばすための腱にダメージが加わるケガ。

指をまっすぐに伸ばした状態のまま転んで突いたり、ボールが当たった時に起こりやすいケガです。

軽いダメージのみで済むこともありますが、腱の断裂や骨折、脱臼を伴うことも少なくありません。

 

突き指の症状と治療法は千差万別


iStock.com/mokuden-photos

突き指の症状は、指にどのようなどの程度のダメージが加わったかによって大きく異なります。

軽度な腫れや痛みが数日続いて自然に治るケースもあれば、非常に強い痛みが続いて、指先が動かしにくくなるケースもあります。

基本的には、腱や骨へのダメージが大きいほど強い症状が現れやすいですが、痛みの感じ方は人それぞれ。大きなダメージでも、さほど強い痛みを訴えないことも少なくないのです。

治療法も症状と同じく、受けたダメージよって大きく異なります。

軽度な症状のみの場合は、特別な治療をしなくても自然に治るケースがほとんどです。

しかし腱が断裂している場合は、腱を元の状態に戻すため、指を伸ばした状態で固定を続ける必要があります。

また、骨折や脱臼を伴う場合は手術が必要になることもあるのです。

 

突き指を放っておくとどうなる?


ありふれたケガのため軽く考えがちな突き指ですが、腱の断裂、骨折、脱臼などを起こしていることも少なくありません。

これらを放置しておくと、腱が切れたまま固くなって指を伸ばすことができなくなったり、骨の位置がズレたままくっついてしまうことも。

日常生活に支障を来すような後遺症が残ることがあります。特に子どもは腱や骨が柔らかいため、重症になりやすいもの。

決して軽く考えずに病院を受診して、適切な治療を受けるようにしましょう。

 

突き指の応急処置「引っ張る」は本当?


 

iStock.com/Onandter_sean

突き指をしたときの応急処置として「引っ張るとよい」と言われることもありますが、これは絶対にNGです。

骨折や脱臼を伴うこともあり、無理に引っ張ることでかえって症状を悪化させてしまうことがあるからです。

突き指をしたときの応急処置は、いわゆる「RICE処置」を行うようにしましょう。具体的には、以下の4つの処置です。

R:rest 安静/できるだけ動かさない
I
:icing 冷却/氷水で冷やす
C:compression 圧迫/
患部をタオルや包帯などで圧迫する
E:elevation/
心臓より高い位置に指を上げる

「たかが突き指」と侮るなかれ。治療が遅れると子どもの指に後遺症が残ることもありますので、応急処置をしてできるだけ早く病院に行くよう心がけましょう。

 

 

文:成田亜希子

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