お金を貯め、増やす…その理屈はシンプルだ!

 

お金を貯め、ふやすことができるかどうか?その理屈自体はとってもシンプルだと話すのはファイナンシャル・プランナーで消費生活アドバイザーの山崎俊輔さんです。 「お金の流れをチェックし、どこに問題があるかを認識するだけで違います。逆にいうと、それさえできていない人が多いのです」 お金の流れは複雑に見えますが、たった5つのキーワードで分類・整理できると山崎さん。「稼ぐ」「使う・節約する」「貯める・ふやす」「借りる(返す)」「備える」の5つ。 「これらの流れをチェックし、どこに問題があるかをしっかりとと知っておくことが大事です」と山崎さん。ポイントをふまえて、お金の貯まる家計に生まれ変わりましょう。

 

お金を貯めるには、給与天引き&自動引き落としがベスト

パーキンソンの法則というのを知っていますか? 簡単にいうと、お金も時間も結局あるだけ使ってしまうということ。 毎月100万円の収入があっても、ほうっておくと人は100万円を使ってしまう。会議でも本当なら15分ですむ話も、1時間あるとそれに合わせてダラダラと進めてしまう、というわけ。 余ったお金を貯金しようとしても結局使ってしまう…のなら、最初に給与から数万円を貯金にまわし、残ったお金で生活することを考えましょう。つまり天引きすることが貯金の鉄則。「財形貯蓄でも、積み立て型の投信でもいい。給与から自動引き落としでお金を別枠にすることです」と山崎さん。 そのうえで人生における貯めどきがあるといいます。結婚前と結婚後の子どもが生まれるまで、子どもの独立から定年までの3回です。貯めどきを上手に活用して、生涯のマネー設計を。そのためにも節約を習慣化することが大事なのです。

貯めどき
3つ比較