2019.09.03
自分の意思では制御できない“くしゃみ”。周囲が静まり変える中、大きなくしゃみをして恥をかくこともありますよね。巷ではくしゃみのうるさい人たちが、悪戦苦闘を繰り広げていました。
くしゃみ対処法には様々なリスクが…
大きなくしゃみにお悩み中の人は多いようで、「おっさんのくしゃみみたいと言われて育ちました」「お隣さんに『豪快なくしゃみね』と言われた。どうやら外まで丸聞こえらしい…」「うちで飼ってる猫をなでながらくしゃみしたら、それ以来私に近寄ってこなくなりました」などのエピソードが上がっています。
ネット上では経験談の他にも、静かにくしゃみをするための工夫が続出。まず上げられていたのは「息を止める方法」でした。「息を止めると、くしゃみも止まる」と評判ですが、多くの人から「逆に『ゲェッ』っていう汚いくしゃみになる」との指摘も。
次に見られたのは「腹筋に力を入れる」というアイデアです。実践している人からは「タイミングをつかめばくしゃみが自由自在に止められる!」「慣れると1番くしゃみを抑えやすい」との声が。しかしこの方法にはリスクが伴い、「くしゃみと同時におならが出た」といった報告が相次いでいました。
くしゃみは「鼻の下を押さえる」と止まる!?
リスクのある“くしゃみ対処法”が上がる一方、成功談の多い対処法も見られました。「舌を上顎に密着させて、喉をふさぐようにすると『へっくちょ』くらいの小さいくしゃみになった」「くしゃみの前に『ハッハッハッ…』と息継ぎをするのが問題なのでは? 息継ぎしないようにしたら小さいくしゃみになりますよ」「くしゃみが出そうになったら、鼻の下を押さえると止まる」などの声が。
またくしゃみ自体が小さくても、出た後に思い掛けない一言が飛び出すこともあるようです。「くしゃみのあとに『おらぁ』って言ってしまう。おっさんみたいだからやめたい」「おしとやかにくしゃみするようになれたのに、どうしても語尾に『イヤー』とつけてしまいます。ママ友に『関西人がしがちなくしゃみだね』ってツッコまれました…」「くしゃみしてから『チクショー』とか『クソー』って言いがち。しかも意識して言わないようにすると、なぜかスッキリしない!」といったパターンが上がっていました。
くしゃみへの恥じらいは年齢によって変わる!
くしゃみの悩みが多数あげられる中、「年をとったら気にならなくなった」との意見も少なくありません。大正製薬株式会社が実施した「くしゃみに関する調査」の結果を見ていきましょう。
同調査ではくしゃみを主に4つのパターンに分けています。まず全体の割合を見ていくと、「ギッ」という短いくしゃみは4%。「クショッ」は27%で、「ハクションッ」は67%でした。また3%の人は、「ハクションッコンチキショーメー」と豪快にくしゃみをすると回答。
続いて年代別に結果を見ると、「ギッ」は20代が14%と最も多い結果に。30代では6%、40代は0%に下がります。一方20代のときは49%だった「ハクションッ」は、40代になると72%にまで上昇。そこで「くしゃみに対する意識」を聞いたところ、「くしゃみをすることは恥ずかしいことだと思う」と答えた20代は36%もいました。ところが30代では27%に減少し、その後年を重ねると右肩下がりになっていきます。
さらに同調査ではくしゃみに関するエピソードも紹介。「電車の中でくしゃみをしたら、隣に座っていた幼児がビックリして固まってしまった。横のお父さんは笑いを堪えていました」「家にいるときは我慢せずに大きなくしゃみをする。主人からは『くしゃみが外まで聞こえてきた。少しは遠慮しろ』と言われるけど、家にいるときぐらい好きにさせて欲しい」などの経験談が寄せられていました。
くしゃみは場面によっては失礼に当たることもあるようす。TPOをわきまえたくしゃみができるようになるといいですね。
文/河井奈津