■間違ったウォーキングは危険?ダイエット効果も得られない

ウォーキングを生活に取り入れている方で、以下のようなやり方に心当たりのある方は注意が必要です。 まずは「1日1万歩」という目安。昔から1万歩を歩くことが良いとされてきましたが、実際には8000歩程度が良いということが最近では言われるようになっています。 歩きすぎることによって免疫力が低下する場合があるのです。さらに、一気に8000歩を歩くのではなく、通勤や買物、散歩といったように分散して歩く方が健康には良いとされています。 また、朝起きてすぐウォーキングをするという方は多いですが、実はこれも危険だそう。 睡眠時には意外と汗をかいており、目が覚めたときには水分が不足した状態になっています。起きてすぐに水を飲んだとしても、吸収されるまでには20分以上の時間を要するそう。 できれば起床後1時間は運動を避けたほうが良いそうです。働くママにとって、まだ家族の起きていない早朝の時間は貴重なウォーキングタイムのように思えますが、実際には夕方4~6時がベストタイムだそうです。保育園へのお迎えに自転車を利用しているという方は、ウォーキングに変えてみてはいかがでしょうか。

■正しいウォーキングの方法

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ウォーキングと言っても、ただ歩くだけでは効果は得られません。重要なのは時間とスピードです。時間にすると20分~30分程度がベストとされています。それ以下だと有酸素運動の効果を最大限得られることは難しく、それ以上だと体が危険を感じ、カロリーを消費しないようにする働きになるため、逆に痩せにくくなってしまうそうです。 また、同じスピードで歩き続けるのは効果的ではないと言われています。少し息が上がり、なんとか会話できる程度の早歩きを3分間、通常のゆっくりな速度で3分間を5セット繰り返す「インターバル即歩」が効果的だそう。 また、姿勢も重要で、背筋を伸ばし、大股で歩くことでより高い効果が得られるそうです。 手軽に始められることが魅力のウォーキングですが、やり方を間違えるとダイエット効果が得られないどころか、健康を害してしまう危険性もあります。正しいウォーキングの知識を身に着け、楽しく続けられるといいですね。