2018.11.19
食後やおやつとして食べるケースが多いフルーツ。ヘルシーなイメージがありますが、中には太りやすい果物も存在しているよう。そこで今回は、林修先生と一緒に“ポッコリお腹になりやすいフルーツ”を学んでいきましょう!
夜に食べちゃダメなフルーツはどれ?
10月28日に放送された『林先生が驚く初耳学!』(TBS系)では、“夜に食べてはいけないフルーツ”とそのワケをピックアップしています。
スタジオにいる林先生の前には、「いちご」「ぶどう」「りんご」「グレープフルーツ」が登場しました。まず林先生が、「もうこれだわ」と言いながら手に取ったのは秋の味覚である「ぶどう」です。このチョイスにハライチの澤部佑さんは、「ぶどうは主に夜でしょ」「澤部家はそうでした!」と驚愕。
続けて林先生は「りんご」もチョイスして、ここで答え合わせの時間が訪れます。ドキドキの結果発表は、見事2つとも正解! スタジオからは盛大な拍手が送られました。
果糖の太りやすさに衝撃!
「ぶどう」と「りんご」は、なぜ夜に食べてはいけないのでしょうか。林先生いわく、その原因はフルーツに含まれている「果糖」にあるそう。
果糖は体に摂りこむと、いきなり肝臓に到達して消化されます。ぶどう糖とは消化される場所が異なるので、急激に血糖値が上昇することはありません。いっぽうで、エネルギー消費がない夜に食べると中性脂肪の原因に。実際に果糖の量を比べてみると、いちごやグレープフルーツに比べてぶどうとりんごの果糖は3倍以上ありました。
この放送に視聴者からは驚きの声が上がっているようで、「りんごはヘルシーだって勝手に思い込んでいた自分が恥ずかしい」「うちも澤部家みたいに夕食後にぶどうを食べてたよ… これからは食べる時間帯にも気をつけなきゃ!」「果糖の存在なんて意識したことなかったかも」「フルーツは水分が多いからいつ食べても大丈夫だと思ってた!」などの反響が続出しています。
ちなみに夜にフルーツを摂るとポッコリお腹の原因になりますが、朝に食べるのはOK。日中動いて果糖を消費できれば、中性脂肪も怖がらずに済みそうですね。
清涼飲料水にも大量の果糖が…
フルーツに多く含まれている「果糖」ですが、実は「清涼飲料水」にもたっぷり入っています。以前放送された『ガッテン!』(NHK)では、清涼飲料水に含まれている果糖を詳しく解説していました。
まずは果糖が体に与える影響についてです。砂糖に比べると果糖は甘くて食べやすいですが、その分老化が早まる傾向に…。実際に番組内では、“果糖がぶどう糖の10倍の老化物を作り出す”“砂糖よりも老化を早める”と紹介されています。
しかし甘くて便利な果糖は、甘みが強い清涼飲料水に使われがち。清涼飲料水の成分表を見てみると、全部で3種類の“果糖”を示す表記を確認できました。果糖が含まれている割合ごとに名称は異なり、「ぶどう糖果糖液糖(50%未満)」「果糖ぶどう糖液糖(50~90%未満)」「高果糖液糖(90%以上)」と分類分けができます。「高果糖液糖」に至っては、“摂りすぎに注意してください”と注意喚起されていました。
この放送は視聴者にとって驚きの事実だったようで、「清涼飲料水が老化を早めるって怖すぎる…」「知らないうちに清涼飲料水を飲みすぎてたから気をつけなきゃ!」「砂糖の取りすぎには気をつけてたけど、果糖は盲点だったなあ」「今日からなるべく果糖が入っていない清涼飲料水を選びます!」などのコメントが続出。
果糖の割合が気になる人は、口に入れる前に調べてみるといいかもしれませんね。
文/河井奈津