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人付き合いに疲れたママに!心をやさしく包む絵本3選

美容

2018.10.25

education201810

絵本は子どもだけが読むものではありません。職場はもちろん、ママ友・ご近所・親戚関係など、ママはさまざまな人間関係に疲れてしまうこともありますよね。そんな時、おいしいものを食べたり、エステに行ったりするのももちろん効果的ですが、たまには絵本をゆっくり読んでみませんか?

絵本には、「がんばらなきゃ!」と凝り固まっていた心がふわっとほどけるような、不思議な癒しの力があります。

もちろん子どもと一緒に読めるものばかりなので、ぜひ一度手に取ってみて下さい。

 

『秋は林をぬけて』 小泉るみ子


この絵本の舞台は北海道。主人公の「わたし」は、小学校に通う農家の女の子です。

特別な事件は起こりませんが、多くの人が懐かしく思い出す子ども時代の日常が淡々とやさしく描かれています。

秋の草原や色づく林、収穫時期の果樹園、炭鉱の夕暮れなどが美しい色合いで表現され、ひんやりした秋の空気や落ち葉のにおいまで感じられるようです。

女の子の顔はあえて描かれていないので、読む人は自分の子ども時代に思わず重ねてしまうのではないでしょうか。

 

この『秋は林をぬけて』は、春・夏・秋・冬と、大自然の中で暮らす少女の一年間を描いた4冊セットのうちの1冊です。

シリーズの他の作品には、冬の厳しい寒さとそこに生きる家族や馬との暮らしをいきいきと描いた「ふぶきのあとに」、雪の下からお母さんと一緒に掘り出すフキノトウや松の新芽などからみずみずしい春の訪れを全身で感じられる「カッコウが鳴く日」などがあり、いずれも「これほど北海道の冬の情景を表している絵本は見たことがない」「どの年代の人にも薦められる」と、大人からも高い評価を得ています。

 

出典:『秋は林をぬけて(小泉るみ子四季のえほん)』 小泉るみ子作 ポプラ社 2001年初版

 

『ビロードのうさぎ』 マージェリィ・W.ビアンコ /酒井駒子


アメリカで出版された原作に、酒井駒子(さかいこまこ)さんが、抄訳と絵を描いたのが本書。

酒井駒子さんはどこか憂いのある子どもの表情や動物の絵で国際的にも評価の高い絵本作家です。

 

小さな男の子がクリスマスプレゼントに贈られた、ビロードのうさぎのぬいぐるみ。自分は生きた本物のうさぎではないけれど、「本当に心から長い間可愛がられたおもちゃは、いつか本物になれる」という“子ども部屋の魔法”を信じています。 

ところがある時、男の子の病気をきっかけにうさぎは捨てられてしまうことになります。ボロボロになり、涙を流したビロードのうさぎに起こった奇跡とは…?

 

子育て中のママは、子どもが大切にしていたぬいぐるみを引っ越しや成長に合わせて処分しなくてはならないこともあると思います。

子どもにとって、それは「本物」なのかもしれません。

「モノの命」について考えさせられるストーリーと、まるで外国絵本のような美しい絵を眺めているだけで、ママも忙しい日常をふと忘れて癒されるひと時になるはず。

 

「子どもの頃、可愛がっていたおもちゃを思い出して涙が出た」

「心温まるラストに胸が震えました」

など、ママからの感動の声がたくさん寄せられています。

 

『ビロードのうさぎ』 マージェリィ・W. ビアンコ (著) 酒井 駒子 (イラスト・ 翻訳) ブロンズ新社 2007年初版

 

『アンジュール』 ガブリエル バンサン


作者のガブリエル・バンサンは、ベルギー生まれの絵本作家。この絵本は小泉今日子さんが新聞で愛読書として紹介したことでも話題になりました。

 

『アンジュール』には文字がなく、カラフルな色も塗られていません。

飼い主に捨てられてしまった犬が、必死で遠ざかっていく車を追いかけ、車が見えなくなった時の絶望感、孤独、寂しさが、白い背景に鉛筆のデッサン画だけで描かれています。

 

それなのに、捨てられてしまった犬の表情からはさまざまな感情を感じることができ、読んだ人からは

「犬の感情や情景がひしひしと伝わり、何度読んでも心が苦しくなる」

との声も多数寄せられています。

 

最後には希望も見えるストーリーに、犬好きな人はもちろん、そうでない人もきっと胸を打たれる作品のはず。

あとがきにストーリーの解説がついていますが、まずは親子で「どう思っているのかな?」と話しながら読んでみるのもいいかもしれませんね。

 

出典:『アンジュール―ある犬の物語』 ガブリエル バンサン(著) ブックローン出版 1986年初版

まとめ


今回紹介した絵本はどれも、絵本でよく見かける鮮やかではっきりとした色遣いではなく、落ちついてとても深い絵柄のものばかりなので、小さいお子さんは「こわい」と感じたり、興味を持たないかもしれません。

しかし、小さい時にはピンと来なくても、絵本の世界観が心のどこかに残っていて子どもの世界を広げてくれたり、感性を豊かにしてくれたりすることもあります。

秋の夜長、たまにはゆっくりと、ママ自身のために絵本の世界を味わってみて下さいね。

 

文/高谷みえこ

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