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「イライラするのはカルシウム不足」実は迷信だった!?

美容

2018.10.17

20181015_karusiumu_01医学にまつわる常識は、研究によって日々新しいものに更新されています。昔は有効だと信じられていたものが、実は全くの迷信であると発覚することも少なくありません。今回は、体にまつわる知識の最新情報をご紹介しましょう。

 

イライラしたらカルシウムはウソ!?


9月25日放送の『この差って何ですか?』(TBS)では、常識だと思われていた健康知識の真相について特集。間違った知識が広まった原因や、現代の研究で明らかになっている新しい常識について取り上げていきました。

 

まず注目したのは、ストレスとカルシウムの関係性について。今までは「イライラしたときはカルシウムをとるといい」と言われていましたが、実際はカルシウム不足とイライラに因果関係がないことが分かっています。カルシウムが脳に運ばれると興奮を抑える効果がありますが、血液中のカルシウムが足りなくなったら骨が持っている分で補給。そのため基本的に血液はカルシウム不足にならず、不足した場合は肌の荒れや痙攣など苛立ちとは関係ない症状が出ます。

 

カルシウム不足がイライラを招くと言われるようになったのは、1975年に発行されたある雑誌が発端。雑誌には「ストレス社会の原因はカルシウム不足」という記事が掲載され、瞬く間に広まりました。当時の日本は高度経済成長の終了やオイルショックなどが相次ぎ、精神的に疲れた状態の国民がほとんど。同時期に魚中心の和食から肉中心の欧米食が広まったことが重なり、カルシウム不足とストレスが結びつけられてしまったのです。

 

続いての間違った常識は、風邪をひいたときの対処法。昔から風邪をひいたときこそ食事で栄養を摂るのが常識でしたが、今の医学では食欲がないときは無理に食べないことが勧められています。

 

そもそも風邪をひいたときに食欲が落ちるのは、脳がわざと食欲を抑える指示を出しているから。胃や腸が消化活動より免疫細胞を増やす活動に専念することで、ウイルスが早く排除され自然と体力が回復します。ただし発熱や下痢の症状があるときは、脱水症状が伴うので水分補給を欠かさないようにしてください。

 

番組ではほかにも、「耳に水が入っても中耳炎にはならない」「疲れたときの甘いものは逆効果」など驚きの真実を紹介。視聴者からは「イライラとカルシウムはなぜか根拠なく信じてたなぁ」「風邪ひいたときは食べちゃいけないのか! 目からウロコ!」「常識は変化するものなんだね」「どれも初耳すぎてびっくりした」「新しい知識を覚えておかないと」と驚きの声が上がっています。

 

古くからある言い伝えの根拠


「バカは風邪をひかない」「しゃっくりが100回出ると死ぬ」など、古くからある言い伝えの中には科学的根拠がなさそうなものも多数。農林水産省の公式サイトでは、野菜にまつわる言い伝えについてなぜ広まったのかが解説されています。

 

1年で1番昼が長い冬至の日には、かぼちゃを食べて柚子風呂に入るという伝統が。「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」とも言われ、今でも多くの家庭でカボチャ料理が楽しまれているようです。かぼちゃは夏から秋にかけて収穫される野菜で、栄養を損なわずに保存することが可能。「冬至にかぼちゃ」が定着したのは、厳しい冬は栄養満点なかぼちゃで乗り越えようという昔の人の知恵から来ているのでしょう。

 

「秋ナスは嫁に食わすな」という言葉に秘められているのは、おいしい野菜を嫁に取られたくない姑の悪知恵という説が有名。しかしナスには体を冷やす効能があるため、若い嫁の体を気づかっているという考え方もあるようです。ナスについてはほかにも、「なすの花と親の意見は千に一つも仇(あだ)がない」という言葉が。これはナスの花が必ず実をつけることにちなみ、親の意見も必ず役に立つものだという教えを説いたものだそうです。

 

まだ科学が発展していない時代に生まれた言葉は、その時代に生きていた人の経験に基づく場合がほとんど。言い伝えをすぐに信じるのではなく、なぜそう言われているの考えてみることが大切ですね。

文/内田裕子

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