2018.09.10
カネボウ化粧品が、20~40代の女性600名を対象に「アイゾーンの悩み」に関する調査を実施。デジタルネイティブ世代の女性が「青みを感じるクマ」に悩んでいる割合は、他世代と比べて3割も多いことがわかりました。
デジタルネイティブ世代はクマが気になっている?
はじめに、「アイゾーンの悩み」に関する意識調査を実施。その結果、「目の下のクマ」に悩みを感じている人は53%もいることがわかりました。20歳~34歳のデジタルネイティブ世代は、35歳~49歳の世代と比較して「目の下のクマ」の悩みを抱えている人が約10ポイントも多くみられます。
「クマ」にはいろいろな種類がありますが、「悩まされるクマ」の種類について聞くと「青みを感じるクマ」と答えたデジタルネイティブ世代は約半数という結果に(48%)。これは上世代の回答(37%)と比較して約1.3倍も多い数字です。また、「最近特に目の下のクマが気になりはじめた」と回答した人のうち、そのクマが「青みを感じるクマ」であるという人は48%。最近になって「青みを感じるクマ」に悩まされている人が、半数もいることが判明しました。
青クマの原因として思いつくのは?
続いて「青みを感じるクマ」の原因で思い当たることを聞くと、1位は「睡眠不足」(82%)、2位は「体の疲れ」(74%)、3位は「長時間のスマホ画面の見過ぎ」(62%)という結果に。
「長時間のスマホ」が原因の一つに挙げられたことから、「スマホの使用時間」と「青みを感じるクマ」の悩みについて関係性を調査。「スマホの使用時間」が長いほど「青みを感じるクマ」の悩みを感じる人が多いと判明しています。
今回の結果について皮膚科医・土屋佳奈先生は、「色白で、もともと貧血を起こしがちな人。あとは皮膚がもともと薄い方も、『青グマ』が目立ちやすいので、悩まれている方が多いです。昔と比べると、クマの分類もよく知られるようになったので、ネットで情報収集されるような若い患者さんの数は増えている気がします」とコメント。
また、「最近はブルーライトが使用されている物が多くて、スマホ、パソコンもそうですし、LEDもそうですよね。ブルーライトを通すと画像がぼやけるので、画像を見る時に瞳がオートフォーカスを合わせるようにピントを調節することになります。すると、眼精疲労を引き起こしたり、血流が悪くなったりしてしまいがちです。また、まばたきも減ってドライアイになりがちなので、目の周りの筋肉が凝り固まって血行が悪くなり『青グマ』になりやすい傾向にあります」と教えてくれました。
■「アイゾーンの悩み」に関する調査
調査対象:20~40代女性600名
※5歳刻みに均等割付(20~24歳:100名、25~29歳:100名、30~34歳:100名、35~39歳:100名、40~44歳:100名、45~49歳:100名)
調査期間:2018年7月30日~2018年8月3日
調査方法:インターネット調査
取材・文/原田美咲