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産後、腱鞘炎(けんしょうえん)になるママ続出!どう防ぐ?

美容

2018.08.24

産後の腱鞘炎

腱鞘炎(けんしょうえん)は、手首から指先にかけて通っている腱(けん)が、周囲を包んでいる腱鞘(けんしょう)との摩擦で炎症を起こしてしまう状態をいいます。

 

ふだん使わない筋肉や関節を急に酷使したり、長期間同じ箇所に負担がかかることで起こり、手首や指が痛くて動かしづらくなります。

 

慣れない赤ちゃんのお世話で、腱鞘炎になってしまうママはかなり多いので、今回はその原因や対策についてまとめました。

 

産後特有の腱鞘炎(けんしょうえん)の原因があった!


腱鞘炎にもいくつかの種類があり、代表的なものが手首の親指側に炎症がおこる「ドケルバン病」(狭窄性腱鞘炎)と、指を曲げ伸ばししにくくなったり、引っ掛かりを感じる「ばね指」です。

いずれも、慣れない抱っこ、授乳、沐浴、おむつ替えなどで手や腕に負担がかかることで起こりますが、実はそれに加えて、産後のママには特有の「腱鞘炎になりやすい理由」があることが最近分かってきたそうです。

 

妊娠中は、女性ホルモンの「エストロゲン」が増加しますが、出産を境にエストロゲンは減少し、代わって「プロゲステロン」が多く分泌されるようになります。

このホルモンは、産後の子宮や骨盤の収縮を促す作用がありますが、同時に、腱を保護している「腱鞘」も収縮させてしまうというのです。

狭くなった管のなかをひんぱんに腱が動くので、腱と鞘がこすれて、より一層炎症を起こしやすくなるというワケなのですね。

 

腱鞘炎の患者は、20代の女性と50代以降の女性が特に多いと言われますが、これも同じく閉経に伴う女性ホルモンの変化が原因だと考えられています。

 

手首の腱鞘炎

 

治療は基本的に整形外科で


どうもこの痛み腱鞘炎っぽいけど、赤ちゃんを連れて受診するのは難しいし、市販の痛み止めは母乳に影響があるのでは…?と心配して、何もしないまま痛みを我慢しているママもいるかもしれません。

 

あまりにも悪化して日常生活が困難な場合、ステロイド注射や腱の切開手術といった外科的治療が行われることもありますが、まずは整形外科で診察することで、どの程度の治療が必要か分かります。

一般的には、痛い部分の湿布、痛み止めの服用、テープなどによる固定などの治療が行われることが多いようですから、できるだけ早い段階で治療した方が、薬などの使用も少なくて済みます。

 

腱鞘炎の薬について、母乳に移行しないのかが気になりますが、妊娠中と比べると授乳中に飲んでも大丈夫な薬はかなり多くなっています。

 

基本的に医療機関で処方される薬については母乳への心配がないものとされていますし、市販薬の痛み止めも、「イブプロフェイン」などは乳腺炎にも処方されるくらいで安全なものが多いですが、購入時には薬剤師さんに相談しましょう。

 

ホームケアや予防としてできること


ある整体院の院長さんによると、産後の腱鞘炎で受診するのは、8割以上が初産のママだそう。 

育児に慣れてくると、どのくらいの力で抱っこしたり授乳したりすればいいのか分かってきますが、どうしても最初は必要以上に力が入りすぎる傾向があるようです。

 

腱鞘炎を予防するためには、赤ちゃんの抱き方も重要。具体的には、赤ちゃんの頭が手首のあたりに来ると重みがかかってしまうので、赤ちゃんの頭はママのひじより上に来るように抱っこするのが良いとのことです。

また、授乳時、腕の力だけで赤ちゃんを支えると負担が大きいので、クッションや丸めたバスタオルなどをママの腕の下に入れておくと良いですね。

 

長い間赤ちゃんを抱っこして、やっとお布団に下ろして寝てくれた…なんていう時には、疲れた腕や手首のストレッチも有効です。ただし、痛みが出てからだと逆効果のこともありますので、あくまでも予防として考えた方がよさそう。

 

痛くなってしまった時の応急処置としては、温めるより冷やすほうが効果があるそうです。

 

サポーターをすると、ふとした動きで腱がこすれて痛みが出るのを防いでくれます。最近は、よく伸びるシリコンなどの素材でできていて、水仕事ができるサポーターもあるので状況に合わせて使用するのもいいですね。

 

まとめ


以上、産後のママに多い腱鞘炎について、現在分かっていることを紹介してきましたが、痛みや不調の原因は、必ずしも腱鞘炎だけとは限りません。自己判断で悪化させないためには、おかしいと思ったらできるだけ早く受診することをおすすめします。

 

赤ちゃんをみていてもらえる家族のサポートが期待できない場合でも、ママの受診中、預かってもらえる一時保育やファミリーサポートセンターもありますので、痛みをガマンしながらではなく、一日も早く症状が治まり笑顔で育児ができるよう、利用してみて下さいね。

 

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文/高谷みえこ

参考:国立研究開発法人 国立成育医療研究センター「授乳中の薬の影響」 https://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/druglist.html

 

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