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PMDD(月経前不快気分障害)かもしれない?治療途中の私の体験記

美容

2017.11.16

【この記事は、CHANTOママライターによるウェブ限定記事です】

                       

ライター名:シバ

 

私たち女性は、ホルモンの変動に影響を受けながら生きています。生理痛が重い軽いに関係なく、時にイライラしたり、食べすぎてしまったり、注意力散漫になったりと人それぞれではありますが何らかの心当たりがある女性は多いのではないでしょうか。

 

私は10年間ほど生理前の精神的落ち込みに悩み、色々と試して来ましたが、2年前からPMDD外来のある精神科に通うようになり、そのストレスからかなり開放されました。

 

PMSとPMDDの違い

PMS(月経前症候群)は聞いたことがある方も多いかもしれません。PMSは月経前に起こる症状で「頭痛」「腹痛」「イライラ」「過食」「眠気」など内容は様々で、女性の8割がこの月経前のつらい症状に悩んでいるとのデータも出ています。

ではPMDD(月経前不快気分障害)とは何か。こちらは月経前の症状の中でも「精神症状」が重いものを言います。PMSでもイライラや落ち込みはありますが、その症状が重くうつ病に匹敵するほどで、日常生活に支障が出てしまうものはPMDDの可能性が高いです。

 

つらかった頃の私の症状

症状がつらかった頃は、生理の一週間前から「頭痛」「腰痛」に悩まされていました。しかし、痛みの症状は鎮痛剤を飲めば軽減されるので私の中ではそれほど深刻ではなかったのです。一番の悩みはやはり「落ち込み」と「イライラ」そしてさらに身体をつらくさせるのが「不眠」でした。

なんとか出来ないものかと市販薬も飲みましたが改善されないので、婦人科へも通いました。最初の婦人科ではピルが処方され、生理を止めることで症状を無くす方法がとられましたがあまり効果はなし。漢方薬も試してみましたが、こちらも精神的な面での改善には至りませんでした。

 

夫と子どもにストレスを与えているのが一番の悩み

「落ち込み」の症状はつらいですが、自分だけの問題ですのでじっと我慢する事も出来ました。「不眠」はかなりひどく、生理が来る前日は決まって毎回朝まで一睡も出来ない状態でしたが、これも自分が我慢すれば良いと思っていました。しかし、「イライラ」に関しては、家族に迷惑をかけてしまう。夫の発言に細かくケチをつけ、子どもの行動に寛容になれず、生理前の1週間は家の中の雰囲気が殺伐とするのを感じていました。そしてその原因が私である事も充分にわかっていました。

家族、特にまだ幼い子どもたちに申し訳ない、もっと明るい母になりたいと思い、ネットでかなり詳しく調べある大学病院の精神科でPMDD外来をひらいている先生にたどり着きました。

 

うつ病のお薬を処方

その大学病院の精神科の初診は2ヶ月待ちでした。あと2回の生理とあの症状を乗り越えれば、診察してもらえる!と思いながら診察の日を待っていたのを覚えています。実は生理前以外は別人のように明るい性格なので、症状がない時は「もう行くのをやめようかな」なんて考えがよぎる事が多々あります。そしてまた生理前になると重い症状に苦しむ…私はこれまでそういった事を繰り返し、しっかりとした治療を受けるチャンスを逃して来ました。

そんな気持ちの起伏を乗り越えてたどり着いた初診日。カウンセリングとチェックシート、アンケートに答え、先生から「PMDDはうつ病の人たちと同じ抗うつ薬で良くなるからね」と、抗うつ薬を処方していただきました。

 

罪悪感から開放されて

抗うつ薬は飲み始めの2週間がかなり副作用が強く出てしまい、めまいで寝込み、吐き気で食事が取れず、なんとか仕事には行きましたが、家事はほとんど出来ませんでした。副作用対策のため、吐き気止めのお薬と睡眠導入剤も一緒に処方されていたので、それを飲みながらなんとか2週間耐えましたが、体重は3キロも減ってしまいました。

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しかし、2週間を過ぎた頃から気持ちに余裕が出てきて、なんと自分でも気付かないうちに次の生理が来たのです。今までなら、生理前の症状がひどかったのでその症状のつらさでいつごろ生理が来るのかがわかったのですが、抗うつ薬を飲み始めたら、症状があまりにも軽くなったため気がつかないくらいでした。

あの時は、夫も喜んでくれ「もっと早くこの先生に会えてたら良かったね」と二人で話しました。それまであった私の家族に対する「罪悪感」もなくなったのを覚えています。

 

まだまだ治療途中

PMDD治療のため、抗うつ薬を飲み始めて2年になりました。以前とは比べようも無いほど症状は軽くなり、家族にストレスを与える事も減ったのではと思います。

ただ、やはり完全に治ったわけではなく、薬を減らしたり増やしたり、睡眠導入剤を加えたりとまだまだ医師と相談しながら試行錯誤の治療途中です。とは言え、毎日が抗うつ薬によって明るく変わった事は確かです。

10年間のつらい悩みから開放されて、今は私自身のストレスも減りました。

何より罪悪感でいっぱいだった自分の気持ちが安定して、自分を認めてあげられるようになったのが嬉しい事です。

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生理前の不調に悩む女性はとても多いです。私がこのPMDDの話をすると、多くの友人が同じように悩んでいると打ち明けてくれます。

PMDDは国際的には「うつ病」の一種と位置付けられていて、そしてPMDDの女性がうつ病になりやすい事もわかってきている事です。

精神科の敷居は高いのは私もわかりますが、どうかつらい精神症状が出る方は、診療科を婦人科から精神科に変えることも考えてみてください。かかりつけの婦人科があるならば、その先生に相談してみるのも良いかもしれません。

 

この記事が、つらい症状に悩む一人でも多くの女性に読んでいただけたら嬉しいです。

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