頭痛改善への対策


 

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頭痛の対策として、まずは体調を整えること。出産後は睡眠不足になりがちですが、赤ちゃんと一緒に寝起きするつもりで体を休めることが必要です。授乳により頭痛が軽減される可能性もあります。 自律神経を整えるためにも、バランスのよい食事が大切。また、頭痛を引き起こしやすい食品としては、赤ワインやチーズ、ナッツ、チョコレートや柑橘類などが報告されています。症状がひどい場合には少し控えたほうがいいでしょう。 このほか「手三里」「合谷」「太陽」「百会」といったツボを押すのも有効。漢方薬では「五苓散(ごれいさん)」や「呉茱萸湯(ごしゅゆとう)が、頭痛に有効な薬として知られています。 痛みが強い場合は、鎮痛剤を飲むひとも多いと思います。母乳に影響の出ない鎮痛剤を選び、痛みとうまくつき合うようにしてください。 ただし月に10回以上鎮痛剤を使用する場合は「薬物乱用性頭痛」がうたがわれ、「鎮痛剤を使うことでさらに頭痛をひきおこす」という悪循環が起こっていることもあるので注意が必要です。