「産後の頭痛」に要注意〝妊娠中特有の病気〟が治っていない可能性も!!

「しょっちゅう頭が痛くて、頭痛薬が手放せない…」という方も多いのではないでしょうか。習慣的に片頭痛がある女性は男性の3倍と報告されており、30代の女性は5〜6人に1人が頭痛持ち。今回はママ世代に多い頭痛と、産後に注意するべき頭痛について解説していきます。

 

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頭痛を大きく分類すると


 

後述する妊娠高血圧症候群など、原因となるなんらかの要因がある頭痛を「二次性」といい、それ以外を「一次性」と分けます。

多くの頭痛は「一次性」にあたり、主に以下の3つに分類されます。

●片頭痛
●緊張性頭痛
●群発性頭

群発性頭痛は20~40代の男性に多いのが特徴で、女性の場合は緊張性頭痛が一番多く、その次に片頭痛と続きます。片頭痛は30年代が最も多く、産後の頭痛として最も問題となります。

 

 

よく聞く「片頭痛」の症状とは?


 

片頭痛は「なんらかの原因で脳血管が急激に拡張する」ことに起因する、といわれています。

脳の血管が拡張して三叉神経(さんさしんけい)を刺激し、炎症物質が発生することでさらに血管を拡張し「片頭痛」が起こります。

頭痛以外に吐き気・嘔吐・下痢などの症状を伴ったり、光・音・臭い・気圧・温度変化に対して敏感になったりするのが特徴です。

頭痛が続く時間としては、数時間程度のこともあれば3日間くらい続くこともあり、頻度や時間には個人差があります。多い人では1週間に1回程度、周期的に症状が繰り返します。

 

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木村眞樹子

東京女子医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学病院循環器内科入局。現在も東京女子医科大学病院、および関連病院で内科、循環器科、睡眠科として診療にあたるほか、嘱託産業医として企業の健康経営にも携わっている。